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探偵ナイトスクープの感想 『日本人より日本人らしいニュージーランド人の依頼者が登場!!』2018/05/25

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今週は1作目が秀作でした。1作目が恩師を探すのにもう少し手間なり時間がかかれば、もっと感動的な話になったかもしれません。

人生を変えた日本語教師に会いたい ★★★★ 4.5

澤部 佑 福島県の女性(38)から。

私は、局長の故郷・福島県に住むニュージーランド人。今から25年前、ニュージーランドで通っていた学校に日本語教師としてやってきたマエダ先生はとても優しくて、日本のことを全然知らなかった私たちに、アニメを使って授業をしてくれたり、変わったことわざを教えてくれた。

私たちにとって、日本語は秘密の暗号を教わっているようで、とても楽しかった。おかげで日本を大好きになった私は、その後も勉強を続け、15年前に来日。そこで縁があって結婚をし、素敵な旦那様と子供たちと幸せに暮らしている。

今こうやって過ごせているのは、全部マエダ先生のおかげ。お礼を言いたくて15年間、私なりにずっと先生を探したが、居場所は分からずじまいで…。ところが、この間、ニュージーランドの実家で「これで先生を探せるんじゃないか」という手がかりを見つけた。日本に来て学んだことの一つは、「困った時は『探偵!ナイトスクープ』」。私が日本に来るキッカケを作ってくれた、マエダ先生を探してください、というもの。

依頼者がニュージーランドにいた頃に日本に来るキッカケを作ってくれた日本人の恩師を探すという依頼です。手がかりというのは当時のニュージーランドの新聞のマエダ先生に関するスクラップ記事です。

英語の記事には「京都外国語大学出身」の文字があったので早速、京都外国語大学を訪問して該当する人物がいないかを探してもらいます。大学の広報を訪問すると校友会というOBの組織があり、そちらで卒業生のデータを管理をしているということで早速調べてもらいます。

OBの情報は全部パソコンでデータ管理されているのか、その場でPCにデータ照会をすると「ヒロ・マエダ」という名前の該当する人物が一人いるということで呆気なく依頼は解決しそうな雰囲気です。

大学側は連絡先や名前などは個人情報だということで、まずは相手側に個人情報を公開してもよいかの確認の連絡をします。すると、連絡先であった実家が番組に電話番号を教えてもOKだということで早速マエダ先生の実家に電話をします。

マエダ先生の実家ではお父様が電話で対応してくださり、話を伺うと息子さんはニュージーランドで日本語の先生をしていたということです。これで間違いなくマエダ先生本人である確認をとることができました。

そしてお父様から話を聞くと現在マエダ先生は北海道に住んでおり高校の英語の先生をしているのだそうです。そこで早速、先生が住んでる現住所を聞いて探偵らは飛行機で一路北海道を目指します。酪農国であるニュージーランドに近い北海道の雰囲気が好きなのでしょうかね。

北海道に移動して早速先生のお家を訪問すると、先生は犬の散歩で不在で奥様が対応してくれました。先生を驚かそうと依頼者が部屋に上がって先生の帰宅を待ちます。そうしている間に、先生が帰宅をします。ドアを開けると感動の対面となります。

依頼者は先生に興奮気味で英語で話しかけます。「Do you remember me?」すると先生は狼狽しながらも「・・・ジェーン?」と依頼者の名前を即答します。25年ぶりの再会です。依頼者は当時13歳ですからこれは凄いというかお見事と言うしかありません・・・・本当に凄い。

冷静になれば当時中学生の女性が38歳になっていきなり現れたら・・・と考えると成人していれば別ですが思春期で顔も相当変わっていると思うのでかなりの特定するのは難しいと思うんですよね。

名前を憶えて貰っていた依頼者は興奮して矢継ぎ早に英語で話しかけます。

「Nice to see you! It has been a long time. How have you been?」

いきなりの英語攻勢に前田先生は驚いて戸惑います。ここで依頼者が日本語で事情を説明し始めます。15年前から日本に来ていたこと。先生を探していたことなどです。依頼者の日本語のペラペラぶりに先生は更に驚いたらしく、ただただ圧倒されます。依頼者は自分の事を憶えていてくれたことに感謝しきりです。

そしてここで依頼者が、一緒に北海道まで来ていた自分の家族である旦那様と子供2人を登場させます。そして「先生がいなければ私の家族はいませんでした。先生のおかげです」と感謝の言葉と共に先生に家族を紹介しました。(この辺りの家族を紹介する感覚は欧米人らしいですね)

最後に先生への手紙を書いてきたのでカメラの前で朗読をしました。(以下原文ママ)

「前田先生が25年前にニュージーランドの私の通っていた学校にいらっしゃったことで私の人生が大きく変わるきっかけになりました。
自分の国、自分の家族と離れてニュージーランドの田舎に住むことに挑戦した前田先生のことを尊敬しています。
日本に来て、前田先生のように私も中学校の英語の先生になって前田先生がニュージーランドでどれぐらい大変だったのかその時にわかりました。
私は、福島県のいわき市に住んでいます。東日本大震災や原発事故も身近に経験しましたが、今でも日本が大好きです。」

そして最後に「先生ありがとう」といいます。

そして依頼者の日本人の旦那さんが先生に「突然の訪問ながら対応して頂いてありがとうございます。」といかにも日本人的な恐縮したお礼の言葉を述べてその言葉でみなさんが和んでVTRは終わりました。

先生も自分が生徒の人生に影響力を、それも良い意味で影響を与えたことを大変喜んでいるようでした。これぞ「教師冥利」に尽きるんではないかと思いました。

なお、スタジオに戻った際に澤部探偵が補足したのですが前田先生も日本語学校を辞めた直後にュージーランドで現在の奥さんと運命の出会いがあったそうです。

縮んだセーターを元に戻して! ★★★

田村 裕 大阪府の女性(35)から。

私には結婚3年目の主人がいるのだが、その主人の大のお気に入りのセーターを誤って洗濯乾燥してしまい、ものすごく縮ませてしまった。

近所のクリーニング屋さんにも持っていったが、「さすがに、これは元の大きさには戻せない」と言われた。縮んだことで厚みも増し、まるで絨毯のように固く頑丈なセーターに変化してしまった。主人がとても気に入っていたセーターなので、いまだその事実を伝えられていない。

先日も、主人から「あのセーターを着たいんだけど、どこにあるかなぁ~?」と聞かれ、何とか誤魔化したが、いつバレるのか冷や冷やしている。なんとか縮んだセーターを元に戻せないだろうか、というもの。

結論から言えばネタ枠です。旦那さんのセーターは170cmぐらいの成人男性が着れるサイズから127cmぐらいの子役の男の子が着るのが困難な大きさまで縮んでしまいました。

いくらニットが縮むといってもあそこまで縮むもんなんですね。田村探偵がいうには生地があまりに縮みすぎて「玄関マット」ぐらいの硬さになっているのだそうです。

結果的に「子役→小柄の成人女性→成人女性→小柄の成人男性→一般成人男性→田村探偵(180cm)」と徐々にサイズをあげていけば服が伸びてセーターが大きくなるのではないか?」という謎理論に基づいてキツイ服を無理やり着せるコントみたいになりました。まあお笑い枠でしたね。

最終的には185cmの格闘家の武蔵さんが着用しようとトライしたのですが・・・まあ当然入らず。そして最後は旦那さんに素直に謝って終わりました。

出産したばかりのスタッフが無理に着ようとした際に、胸を圧迫しすぎて「母乳が出る」と言ったのは、まあ名言ですね。

チーズで離婚の危機!? ★★★

間 寛平 兵庫県の女性(21)から。

私は昔からチーズが一番の大好物。だが、夫はチーズが一番大嫌い。私はこれまでの人生、チーズがある生活が当たり前で、チーズ入りのモノは何でも買うし、毎日食べていた。でも、今はチーズを買うのも食べるのも、夫に許してもらえない。とにかく、夫はチーズが大嫌い。チーズのことも、チーズ好きな私のことも全否定する。

結婚生活が始まってまだ4カ月なのに、もう我慢の限界!これから死ぬまでチーズを食べられないのかと思うと悲劇だ。夫との結婚を機に、チーズと離婚したくない。夫をとるか、チーズをとるか、私はどうしたらいいのだろう?

そこで、チーズの美味しさを知らない不幸な夫に、チーズの良さを教えて、チーズ嫌いを克服させてもらえないだろうか?そして、私の得意料理「チーズインハンバーグ」を一緒に食べられるようにしてください、というもの。

22歳の旦那さまとそして妊娠中の21歳の奥様の依頼でした。

「旦那のチーズ嫌いを克服させて下さい、でなければ離婚の危機です」という依頼なのにいつの間にか旦那さんに依頼内容を説明する時には「奥さんが離婚したい」という風に依頼内容が捻じ曲げられていました。旦那さんが相当動揺したのが印象的でした。(まあ当たり前ですけど)

あとは色々言いたいことはあるんですが、まあ、不謹慎な内容も含まれていたり、そこまで重要な依頼でもないので省略します。

ちなみに旦那さんが食べたロックフォールチーズは私も食べたことがあるのですが、臭いよりも塩味がキツイですね。ですから食べるととてもしょっぱいのでクラッカーとかに載せて塩味をマイルドにしたい感じになります。フランスの洞窟でカビ菌を繁殖させて食べるチーズです。まあ、見た目が青カビなのでグロテスクですねぇ。

最終的にロックフォールの特訓の成果なのか旦那さんは「あれに比べたら臭くない、これ美味い」と言って満足そうに食べてました。お幸せに!

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