2024年6月28日(金) 放送
亡き息子が目指したラグビー強豪校でハードな練習に挑む母!最愛の息子と母親が一心同体になった感動の物語!!
依頼
- 思い出の野球ボールを大捜索!
- タピオカが吸えない
- 亡き息子リョウスケの夢
出演者
局長:石田靖(局長代理)
秘書:増田紗織
顧問:円広志
1. 思い出の野球ボールを大捜索!
間 寛平・東京都の男性(46)から
★★★私の自宅でもある、お寺の境内で行方不明になった野球ボールを探して欲しい。先日、中学3年生の長男とバッティングの練習をしていた時のこと。私がゴム製の柔らかいボールを投げ、長男が金属バットでホームラン性の当たりを打ったのだが、そのボールがどこを探しても見つからない。
行方不明のボールは、現在中学1年生の次男が幼稚園の頃に書いた名前が入った、とても思い出深いものなので、どうしても見つけたい。今までにも、そのボールを境内でなくしたことはあったが見つかってきた、というもの。
まずは、ボールの発見を願ってご祈祷。早速、怪しいと思われる本堂周辺、本堂や自宅の屋上にまで上ってくまなく探すが見つからない。そこで、当時のバッティング練習の様子を再現すると…。依頼者にとって大事な大事なボールなのだが、当の次男の反応は?!
お寺の庭に消えたボールを探して欲しいという依頼です。
先週の「鍵を探して欲しい」という依頼は鍵を壊して新しいカギを購入すれば解決という別の解決方法があったので「依頼する必要あるの?」と率直に思ったのですが、今回は思い出のボールなので買って解決というわけにはいきませんね。
お寺がどんな規模なのかを調べるために上空からの映像を見たのですがメチャクチャデカいお寺でした。周囲の一般の住宅がもの凄い小さかったのが印象的でした。探偵も含めて探してもなかなか見つからないので当時の無くした状況を再現し、落ちたボールの周囲を探索したら無事に見つかりました。
発見後に子供二人が帰宅したのですが名前が書いてある当の次男本人に見つかったことを報告してもあまり興味がなかったのでちゃんとオチがあったようで良かったです。
2. タピオカが吸えない
永見 大吾・大阪府の女性(29)
★★★可愛くスマートに美味しく、タピオカミルクティーを飲めるようにして欲しい。私は太目のストローでは上手く吸い上げられず、友達とタピオカミルクティーを飲みに行っても、ミルクティーを飲み切ってから、残ったタピオカだけを食べている。正直、美味しくないし、笑われて悔しい。
実は、私はもともと受け口だったので、18歳から22歳の間、歯の矯正をしていた。歯並びは改善されたのだが、顎の形が変わったからなのか、唇の使い方が下手になったと予想している。ぜひ、タピオカミルクティーを飲めるようにしていただき、飲めないことを笑った母や友人を見返したい、というもの。
彼女の様子を観察してみると、ストローをくわえた唇の両端に隙間があることを発見。そこで「タピオカミルクティー矯正マスク」など、様々な方法で特訓を重ねていく。試したタピオカミルクティー合計21杯の成果やいかに?!キュートな“横ピース”も必見だ。
タピオカミルクティーのタピオカをうまく吸えるようになりたいという依頼です。
永見探偵もキレ気味に「ずっと言ってますよね」と言ってましたけど、飲めない原因は明白で唇がストロー全体を完全に覆ってないので隙間から空気が漏れている状態でした。ですから唇が完全にストローを覆えば問題なく吸えるようになりますよね。
5時間ほどのトレーニングの間に最低でも15杯近くはタピオカティーを飲んでいたので結構大変だと思いました。最後に母親と友達を呼んで飲めるようになった姿を見せたのですが依頼者が飲める姿をみてメチャクチャ盛り上がっていました。
ああいった盛り上がったシーンがあるだけで「依頼やってよかったな」と思いますよね。
【協力】
◆台湾甜商店
https://taiwan-ten.com/
3. 亡き息子リョウスケの夢
真栄田 賢・兵庫県の女性(52)
★★★★昨年10月、私の14歳の息子リョウスケが不慮の事故で亡くなった。リョウスケは稀代のラグビーバカだった。幼稚園からラグビーを始め、本気で日本代表になる目標を立て、そこへ向けての将来設計を小学1年の頃からしていた。
中学生になってからは、全国屈指のラグビー部名門校、「ヒガシ」こと東福岡高校を目指して体力作りにも精を出していた。しかし、それがある日突然、ぷっつり終わってしまった。呆然と何をしていいのか分からない日々。
それからリョウスケの残したものを整理していくうちに、私はふと思った。「リョウスケになりたい」と。リョウスケになって、リョウスケが目指していた「ヒガシ」へ行きたい。リョウスケとしてグラウンドに立ち、リョウスケと仲間になっていたかもしれない部員たちと共に練習をする。そんなリョウスケの追いかけていた夢の一つを叶えたいのだ。
私はスポーツ全般がかなり不得意な、運動オンチのおばちゃん。応援こそしていたものの、リョウスケがラグビーへかける想いを全て分かっていたとは言えないと思う。しかし、リョウスケになれば、きっとその情熱だって分かるはず。一緒に「ヒガシ」へ行って、私をリョウスケにしてもらえないだろうか、というもの。
バラエティー番組の取材は断っているという東福岡高校だったが、依頼文を読み特別にOKを出してくれた。同校の正門をくぐった時から、母とリョウスケ君は一心同体。ユニフォームに着替えた依頼者は「リョウスケ」として部員たちに迎えられる。パスにはじまり、容赦ないハードな練習に息を切らしながらも「楽しいです」と笑顔の依頼者。ラグビーの楽しさに触れ、仲間とともにボールを前へ前へと運ぶ。それは紛れもなく母に宿ったリョウスケ君の姿だった…。
亡くなった息子の代わりに息子が憧れていた東福岡高校に行き、息子としてラグビー部に入りたいという依頼です。依頼文だけ読むとかなりシュールな依頼内容ですよね。
依頼の流れとしては
→自宅に訪問してリョウスケ君の亡くなった経緯を伺う
→東福岡高校に移動してラクビー部の入部体験をする
→高校生の部員にラグビーの何が一番好きなのか聞く
→練習でリョウスケが得意としていたプレーをする
→最後にリョウスケ(母親)を胴上げする
という流れでした。
リョウスケ君は東福岡高校に行くために頑張っていたそうです。勉強も学年一番だったそうですが、それも東福岡に入るためです。
東福岡高校に到着して校門で監督が出迎えくれました。挨拶代わりにお母さんが監督にタックルしたのですが息子さんの練習相手になっていたのでしょうか、かなり本格的なタックルでびっくりしました。
監督が言ってたのですがラクビー部員は152人いるそうです。凄いですよね。グラウンドにはエアロバイクが勢揃いしていてその辺のプロよりプロらしい感じがしました。真栄田探偵もお母さんといっしょに練習に混じっていましたけど全然違和感がありませんでした。というよりラクビー部員よりがっしりしていました。
スタジオで円顧問も言っていましたが「残された人達がどうやって生きていくか」ということですよね。時間が解決してくれる問題でもありますが、やはりどこかでふっきれないといけないと思いました。
お母さんが最後に部員一同を前にして「52歳のオバちゃんのヘンテコなお願いに協力してくれてありがとう」と言っていましたが自覚があったのですね。「亡くなった息子の代わりに体験したい」ではなく「息子になって体験したい」というものでしたので、その辺がまだ息子さんの死を受け入れられてない部分なのかなぁと思いました。
【協力】
◆東福岡高校
https://www.higashifukuoka.ed.jp/highschool/