2019年4月12日(金) 放送
- 階段が沈んだ!?
- 通天閣の上から叫ぶ
- ドイツに行ってしまう親友
出演者
顧問:大友康平
秘書:ヒロド歩美(ABCテレビアナウンサー)
今回は捨て枠と思われる通天閣の上から叫ぶ依頼で★5つが登場しました。
階段が沈んだ!? ★★★★
竹山 隆範 兵庫県の女性(72)から。
23年間、あまりにも不思議で、ずっと頭を悩ませてきたことがある。我が家は道路から玄関までタイル張りの階段がある。阪神大震災以前は全く問題はなかったのだが、その日以降、階段の一部だけが低くなったのだ。不思議に思い、一度、建築関係の人に見てもらったのだが、「周りに何のズレもないので、この階段の高さは家を建てた時からのものですよ」と言われた。
全く納得がいかなかったが、つい先日、証拠となる写真を発見!手紙では上手く状況を説明できないので、とにかく一度見にきていただき、長年のモヤモヤを解決してください、というもの。依頼文だけでは、状況はなかなか理解できなかったが、竹山探偵が依頼者宅を訪れると…。
写真がなければ「気のせいでしょ?」と言われるような依頼です。
早速プロである「中居工務店」の方に見て頂くと階段全体が沈んでいて側壁のコンクリにヒビが入っている状態でした。それと本来水平であるはずの壁が斜めに傾いておりました。
依頼者は建築関係の人に見てもらったと言っていましたが明らかにその人はヤブですね。建物と違って階段は地盤がしっかりしていないので土の部分がまるごとそのまま沈むということでした。
なお階段が下がるということはよくあるのだそうですがこの様な形での階段の沈みは珍しいということだそうです。
通天閣の上から叫ぶ ★★★★★
真栄田 賢 大阪府の男性(30)から。
私は平成元年生まれだが、その平成ももうすぐ終わる。この30年間で、私は色々な経験をした。世間の皆さんも、嬉しかったこと、悲しかったことなど、きっと大声で叫びたいことがたくさんあるはず。平成が終わる前にぜひ、あの「通天閣のてっぺんで叫ぶ」をやって欲しい。街の皆さんの「平成最後の大叫び」を聞いてスカッとしたい!というもの。
◆一人目 ぼ~としていた39歳の男性
見た目に非常にインパクトのある方です。探偵は一人目にこの方をゲットできたので
「いきなりエースを掴んだと」と興奮気味です。屋上につくと
「誰か~わしに仕事をくださ~い」
と切実な叫びをしました。
◆二人目 68歳の男性 ピンクの個性的な服を着用しています。
普段コンテンポラリーダンスをしていて白いブリーフ一丁で踊っているらしいです。そこで屋上でブリーフになって踊ってもOKか通天閣の事務所に聞きに行くと「ええよ~」とあっさり許可をもらいました。
そして白ブリーフ一丁で不思議な踊りを踊ったあと大声で
「死ぬまでに一回は結婚したい~~い」「ハッピーエンドーーー!!」
と叫んで終わりました。
◆三人目 77歳のおばちゃん
3年前にご主人を亡くしたとのことです。亡くなったご主人に対して腹立つことがあったそうです。どのへんが腹が立っているのか聞くと憎たらしい顔をしていたそうです。それと酒を飲んで酔っ払うと手を付けられなかったそうです。「なんで結婚したのよ・・・・」という感じです。
探偵も「よく結婚したな」と驚いてました。屋上に移動して亡くなったお父さんについてさっそく叫びます。
「おとうさ~ん、聞いてるかぁ~。一回も言ってなかったから言い忘れた。よく聞いてや。」
「大好きやったよ~ ありがとね~」
言い終わったあとに探偵が「なんで言わなかったの?」と質問すると「そやな~顔見てると照れくさくて言いにくいな」とのことです。
てっきりダメ夫の話かと思ったのでびっくりしました。
◆四人目 強烈な金髪のおばちゃん3人組
なおこの3名は3年前(平成28年6月10日放送)にも出演しておりその時には旦那に対して「勝手に籍を抜くな」「フィリピンの女と逃げやがって」と叫んでおりました。
今回はお好み焼き屋に来店してくるお客さんについて叫びました。
「こないだ食い逃げしたおっさん、お金もってこい」
更にもうひとりのおばちゃんが
「警察にこないだシャブの売人と間違われて」「人見て物言え、ボケ!」
と叫びます。
探偵が残りの一人のおばちゃんにこの二人についてどう思うか聞くと「強烈?」とただ一言いいます。
◆五人目 母親とその息子の親子
17歳の高校生の息子さんは「吃音」があるらしく、最初に探偵と出会った際に恐らく「普段見てます。会えて嬉しいです」という気持ちを伝えようとしたけどうまく声がでなくて言葉にならない熱い想いが体から溢れていました。
それをみた探偵も少し驚いた感じで息子さんの動きを「感情が豊かすぎるぞ」と突っ込んでいました。多分言いたいことがあるけどそれが上手く声に出せないとそのイライラやもどかしさを表現しようとして感情的な動きになるのでしょうか・・・
母親は「吃音があって感情が高まると声が出にくくなる」といっておりました。
探偵は息子さんに「叫ぶ?」と聞くと「吃音ですけどいいですか?」と聞き返してきました。探偵がぐっと息子さんを抱きしめながら「当たり前だろ!行こうぜ!」と歓迎の雰囲気で返答しました。
屋上に移動して叫ぶと
「僕は~ 昔から~ 吃音で~ 声が とても 出にくいです。」「そのせいで 周りから 馬鹿にされます。」「だから これだけ 言いたいです!」
「吃音のツラさを知って下さい。」
「そして 僕と同じ 吃音症の皆さん 頑張りましょ~う!!」
言い終わった後、母親にどう思うか探偵が聞くと涙ぐみながら「頑張りました」と一言
最後に探偵が「二人に何言ってるかわからないですが、ブリーフのおっさんに見せたいですわ~」と言って終わりました
◆六人目 32歳の男性
見た感じひげを生やした普通のあんちゃんです。「長年言えなかったことを言います」とのことです。
「高校時代のみなさ~ん 元気ですか~ びっくりするかもしれないですけど 10年前から実は女から男になりました~ 3年B組の○○奈美で~す これ見てたら連絡くださ~い」(○の部分は本名が特定されるので伏せました)
マジですか?と探偵は驚いてましたけど驚きました。本当に見た目がひげを生やした男性だったので・・・・昔の写真を見せてもらうとセーラー服を着た普通のかわいい感じの女の子です。
同級生の間で話題になるのでこれを機会にお互い連絡取り合うんじゃないでしょうかね・・・・
今回は全員当たりでびっくりしました。旦那に好きだと言ったおばちゃん、吃音の高校生、そして性転換を告白した男性の3つを合わせて★5つです。
ドイツに行ってしまう親友 ★★★
澤部 佑 大阪市の小学4年生の男の子(10)から。
僕には同じクラスに大親友がいる。彼は頭がよくてスポーツもできて、憧れている。実は僕は太っているので、体型のことをバカにされて学校に行くのがイヤな時があった。そんな時に、からかったりせずに遊んでくれたのが彼だった。
しかし、彼がこの春、ドイツに引っ越すことになった。少し前から、こっそり僕にだけ「行くかもしれない」と教えてくれていたけれど、本当に行くことが決まって、とても寂しい。でも僕が弱いままだと、彼は安心してドイツに行けないと思う。なので、彼に僕が強くなった姿を見せたい。一緒に考えてください、というもの。
ぽっちゃり系の小学生の依頼です。
澤部探偵が依頼者や親友に話を聞いて心配な点を相談してみると、どうやら依頼者はサッカーをやってる最中に怖がってしまうということで最終的な目標を「サッカーで蹴るふりをしても怖がらないようにする」ということにしました。
そこでサッカー指導のヘルプとして2006年ドイツワールドカップにも出場した加地亮さんにお願いして指導の協力をしてもらうことになりました。贅沢ですよね。
ちなみに依頼者は加地さんのことを知らず・・・というか2006年は依頼者は生まれてないということでした。小学生恐るべし。
加地さんと特訓した後、最後に親友を呼び出して一対一のサッカー対決をしました。結果は結構惜しかったのですが最終的に親友が勝ってしまいました。でも親友に「メッチャ強くなったと思う」と言われて無事に丸く?収まりました。
ドイツに行っても友人関係を末永く続けて欲しいですね。