2023年3月3日(金) 放送
今週は総集編(再放送)なのでタイトルと依頼文のみになります。
今夜は、「涙涙涙の名作SP」と題した総集編!偉大なるロッカー鮎川誠の優しき父親ぶりを再び!!
亡き父が作っていた自動車の部品
澤部 佑・東京都の男性(当時27)から
私は先日、27歳にして運転免許を取得し、早く車が欲しいといろいろな車を見ていると、ふと高校2年生の時に亡くなったお父さんのことを思い出した。当時、父は福岡県に単身赴任しており、あまり仕事の話もしてくれなかったのだが、たった1度だけ「俺は車の部品を作っていて、ある車には自分が作った部品が必ず使われているんだ」と話してくれたことがある。その車が今もあるのかも分からないし、そもそも父の遺品がほとんど残っておらず、父の会社名すら分からない。当時、父が転職したということもあり、母も父の会社を知らないようだ。どうにか父の会社と、作っていた車を知りたい。初めて買う車はお父さんが作っていた車がいいので、その車を探す手伝いをしてください、というもの。すると、依頼主は人気の若手お笑い芸人と判明する。が彼は芸人とは思えないほど終始、涙を流し…。
亡き父にそっくりな鮎川誠に甘えたい
たむらけんじ・兵庫県の女性(当時44)から
私は7歳の頃、父を癌で亡くした。三姉妹の末っ子の私を、すごく可愛がってくれたらしいのだが、“抱っこ”されたり、“よしよし”をしてもらったかすかな記憶しかない。父が亡くなった44歳になり、ふと父を思う機会が増え「もっと甘えたかった」という思いがこみ上げてくる。しかし、父がいない今、“抱っこ”や“よしよし”をして欲しい人がいる。それは、ロックバンド「シーナ&ロケッツ」の鮎川誠さん。父が亡くなった後、祖母が鮎川さんをテレビで見て、息子だと錯覚し「正明~!」と名前を叫んで号泣するくらい激似なのだ。鮎川さんに父の代わりをしてもらって、思いっきり甘えてみたい、というもの。すると依頼者だけでなく、母親や姉も甘えまくり…。先頃、亡くなられた大物アーティスト・鮎川さんの包み込むような優しさに、家族全員の想いが溢れ出た心温まる名作VTR。
探偵ナイトスクープの感想 『亡き父にそっくりな鮎川誠』2020/05/01
https://nangadekkyonna.com/archives/1327
半身不随の夫に運転をもう一度
橋本 直・大阪府の女性(当時43)から
今から8年前、お互いバツあり同士で再婚。結婚後も2人で大阪から大分まで車で旅行に行くくらい、夫は大の車好きだった。そんな夫が3年前に突然、脳卒中で倒れた。ICUで生死のはざまを彷徨い、意識が回復した後も私のことを忘れ話すことも出来ない状態。懸命なリハビリで私を認識できるようになったものの、ほとんど話すことは出来ず、文字も分からなくなってしまったため仕事は解雇され、大好きだった車の免許も失効してしまった。ただ、今でも欠かさず車雑誌を見ては彼なりに楽しんでいる。「運転したい?」と聞くと「うん」とは答えるが、運転は出来ないとジェスチャーで伝えてくる夫。そこで、一度だけでいいので大好きな車の運転をさせてあげることはできないだろうか、というもの。明るい奥様もさることながら、人間が持つ不思議なパワーを再認識させる感動作品。