1.『父に結婚を認めてほしい』★★★ 2.5
石田 靖探偵 京都府の女性(23)から。
私は沖縄出身で、関西に来て5年目になる。現在、お付き合いし、同棲している彼氏がいる。将来の結婚を考えており、今年の春、両親に紹介しようと沖縄の実家に帰ったのだが、そこで事件が。父が一言も口をきいてくれず、目すら合わせてくれない状態で終わってしまった
あれ以来半年、一度も連絡がなくなった。もちろん帰省もできていない。どうか彼氏との結婚を許してもらえるよう、力を貸してもらえないだろうか、というもの。
娘さんを僕にください系の依頼です。特に可もなく付加もない依頼で、お父さんが怖かった以外は淡々と進みました。
石田探偵が「それじゃ足らん、娘を嫁にやれない」といった発言が凄い人生の先輩の様なリアリティーある発言で覚悟をしている人としてない人の差なのかなと思いました。
2.『亡き父と同じ旅を』★★★
田村裕探偵 鹿児島県の女性(35)から。
今年6月に父が亡くなった。享年65。3月に癌がわかってから、4カ月の闘病生活。父は今年の2月、「18歳から2年間暮した大阪へ一人旅がしたい」と、父は大阪へ趣味のカメラを携えて一人旅に出た。この時点で余命1年を宣告されていたが、本人には伝えておらず…。
旅行中の父の足取りは、一連の写真で手に取るようにわかる。大阪の繁華街や造幣局の桜を大いに楽しみ、神戸ではフルートの演奏会に心を奪われたようだ。
カメラで父が撮った最期の1枚は"微笑む母のドアップ"。今日、おじいちゃん子だった小3の息子がポツリと「じぃじの写真の通りに大阪を歩いてみたいね」。
探偵さん、一緒に歩いてもらえませんか、というもの。
依頼は名作になる香りがするような凄いウルっとくる依頼内容です。しかし、ホテルの部屋を再訪したりフルートの演奏者を探して再演奏するなどのサプライズがあったのですが、依頼文から予想したほどの感動はあまりありませんでした。
依頼者からしたらそれは大切な父親との思い出なのかもしれませんが、テレビ的には普通のことが山も谷もなく淡々と進むと視聴者にとっては盛り上がりにかけましたね。
ディレクターがあえて波風立たないところに波風を立たせたり、ヤラセをやったりするのがわかるような気がします・・・・
3.『碁石ゲームの必勝法!?』★★★★ 3.9
間 寛平探偵 長野県の男性(46)から。
今回は、とあるゲームのことで依頼した。それは碁石を白3個、黒3個、使用するゲームなのだが、父が強すぎて誰も勝てない。父が言うに『先手が必ず勝つ』らしいのだが、私が先手でやっても一度も勝てない。どうか父に勝たせてください、というもの。
ゲームの必勝法を考えるという依頼。ゲームはシンプルだけどなかなか奥が深いゲームです。今回は数学の得意な人ということでしたが、物理担当の山田先生が登場しました。先生はあっさりとゲームを解析して「OXX」の必勝法を作り出し先手であれば必ず勝てるということを証明しました。
山田先生は最近は近畿大学のミルフィーユを髪の毛で綺麗に切る方法を考えたり凄い人です。というか、物理って教科書でなく実生活で役立つんだと教えてくれる楽しい先生でもあります。
シンプルなゲームをテンポよくサクッと解決できて、ナイトスクープのいい感じ雰囲気がよく出ていた感じです。とにかく山田先生のお助けマンの登場から解決までが颯爽としていて、4つ星に限りなく近い3.9点です