壊れた引き出しを直して! ★★★ 3.5
真栄田探偵 大阪市の主婦(45)から。
年末、娘の為に棚を新調。娘は収納場所が増えたと大喜びで早速組み立てを試みたのだが、娘は日曜大工はてんで弱く、引き出しを棚に無理やりはめてしまった。その結果、変な音と共にピクリとも動かなくなってしまった。壊して取り出すしかなさそうなほど、ギッチリはまってしまっている。
しかし、買ったばかりの棚を、娘は絶対に壊したくないと言い張る。どうか棚を壊さず、そして可能ならば引き出し本体も無事に取り出し、棚を完成させるお力添えをしてもらえないだろうか、というもの。真栄田探偵が依頼を解決しようと訪れたのだが、予想もしていなかった展開に!まさかの母子劇が幕を開ける!
あらすじ
依頼者の主婦の家に昼間に訪問します。するとインターホン越しの依頼者は全く依頼をしらない様子です。何かがおかしい・・・
そこで話を詳しく聞くとどうやら長女が依頼者と偽って依頼をだした模様です。真栄田探偵曰く「依頼文詐欺」
そこへ8歳の次女が帰宅します。次女は探偵がいることに驚きます。妹に長女の話しを聞くと「姉とは仲が悪い」と答えます。そしてその理由を聞くと「姉の部屋から勝手に飴を盗んだりするから・・・」と言います。真栄田探偵はおもわず「犯罪一家」と驚愕します。
その後、事情を考慮した母親が依頼の変更を願いでます。「探偵ではなく娘自身で棚を直すこと」「母親の名前で勝手に依頼を出したことを娘に謝らせる」という2つの依頼に変更します。
そして娘に電話して「緊急事態だ」と言って放課後にすぐに帰宅させて、隠しカメラを設置して母親が高校生の長女を問い詰めます。
娘は開口一番帰宅して「ごめんなさい」と謝ります。これには驚きです。「とりあえず何か悪いことしたから謝った」という感じです。悪の常習犯の雰囲気です。母親が娘に思い当たるフシがあるかと聞くと娘は焦ったのか結構キツイ口調で「お年玉?」「通帳か?」「カラオケ」と余罪が沢山出てきます。娘いわく「最近、結構まじめに生きてんで」これには爆笑です。
そして遂に勝手に母親の名前を使ったことをを言い当てます。ここでネタバラシで真栄田探偵が登場します。驚く長女。そして、カメラの前でいきなり声色が豹変して清楚キャラになります。隠しカメラでバレバレであることを知らない様子です。
真栄田探偵曰く「別人が憑依した感じになりました」このキャラのギャップの激しさが恐らくこの依頼の最大の見所でした。
その後、親子を含めて勝手に依頼を出したことを話し合い、謝罪をします。そしてもう一つの依頼である棚を直すことに取り掛かります。棚は逆にはめてあったので取り出せなかったのが判明したので、元に戻して無事に依頼は完了しました。
感想
この依頼者の娘ですがもう完全に学校で有名人になりますよね。本人は母親の名前を使った理由に「全国ネットで名前が出ると・・・」と言ってましたけど、全国放送で性格の裏表が暴露され、さらに詐欺犯であることも公表されてしまうという・・・・という依頼でした。
爆笑!小ネタ集 石田 靖探偵
「中ジョッキを1秒で飲み干す!?」(大阪府・男性・44)
依頼者は実際に1秒で飲み干しました。やり方は唇を伸ばしてジョッキの外側を完全に覆ってそして一気にジョッキを上下さかさまにして強制的にビールを胃に入れるというものです。VTRで測定すると0.77秒で中ジョッキの一気飲みに成功しました。
なおテレビを意識して使用したビールはノンアルコールでした。
石田探偵もマネをして唇を伸ばして一気にひっくり返したら、当たり前ですがムセました。
オチがちゃんとつきました。
「満月ポンを1分で6枚!?」(大阪市・男性・45)
満月ポンというお菓子があって ↓こちら
10秒で1枚食べることができるそうです。
それなら1分で6枚食べれる計算になるけど、挑戦してみたけど食べられない。ぜひ探偵もチャレンジして欲しいという依頼でした。依頼者は他の製菓会社の人なので出演ができず、代わりに満月ポンを販売している松岡製菓の松岡清徳社長が出演しました。
そして探偵と一緒に完食チャレンジ・・・・
結果は無理でした。理由は恐らく口の中がパサパサになるからです。1枚だとまだ唾液でなんとかなるので10秒で食べれるですが、複数枚になるとパッサパサになって食べにくくなるのでしょうね。恐らく飲み物ありにしたら簡単に食べれるはずです。
「100℃のサウナで牛しゃぶ!」(横浜市・男性・大学生)
サウナでしゃぶしゃぶを作ると言う依頼。お湯の場合は直接触れるので一気に熱が通りますが、サウナでは果たしてどうか?
石田探偵が10分サウナに生肉を持って入った結果まったく熱が通らず生のままでした。まあ、当たり前ですよね。サウナの中で箸でつまんで肉を移動させれば多少は熱が入ったかもしれません。
「オナラの音は高くなる?」(堺市・女性・28)
ヘリウムガスを使うと声が変わるようにおならの音も変わるのか?という依頼。
結論からいうと変わります。1オクターブ高くなります。理由は音は空気の振動で伝わるのですが、空気と違いヘリウムが発生源になると振動の伝わり方が変わるので音が高く聞こえるようになるそうです。
依頼の詳細はあまりに文字にするのが難しので割愛します。
ゴリラと友達になりたい3歳児 ★★★
澤部 佑探偵 兵庫県の女性(32)から。
我が家の3歳の息子はゴリラが大好き。ある日、おもちゃ売り場でゴリラの人形を手にとってからというもの、そこから虜になってしまった。
TVや図鑑でゴリラを見ては大興奮!息子の口から「ゴリラ」という言葉が出ない日はない。最近では、「ゴリラとお友達になりたい!」「一緒にお散歩したい!」「遊びたい!」と言って聞かない。
本当にそんなことができるわけはないのだが、毎日ゴリラのことばかり話す息子を見ていると、なんとかして叶えてあげたいとも思ってしまう。無茶なお願いだが、なんとかならないだろうか、というもの。
あらすじ
ゴリラの大好きな息子にゴリラとふれあいたい。あわよくばBBQをしたいという依頼。
まず京大の霊長類研究所の湯元教授に聞く。するとゴリラは「草食」という返答。これでBBQは不可能に・・・またゴリラは大人しいが襲われる可能性が100%とないとは言い切れないのだそうです。
というわけで「着ぐるみ」を着て文字通り子供だましをしようという計画に変更します。着ぐるみの中に入るのは息子のおじいちゃん。そして用意した着ぐるみはかなりリアルな着ぐるみでした。その後、プロのスーツアクターの方に来てもらい、リアルなゴリラの動きの仕方を指導してもらいます。
ゴリラと出会う場所は福知山動物園に協力してもらい空いている檻を使わせて貰えることに。園長に手伝ってもらい、おじいちゃんが檻に入ってリアリティーを出します。
準備万端で動物園に息子を連れてきてゴリラに会わせます。まあ、おじいちゃんなんですけどね。そしておじいちゃんゴリラは孫にドラミングを見せつけます。子供はゴリラに会えてハイテンション。
しかし、ゴリラの態勢を長時間演技したおじいちゃんはお疲れ着気味。それでも気合でがんばってバーベキューをして楽しみました。最後には雪も降る天候でしたが着ぐるみを脱いだおじいちゃんは汗びっしょりでした。あの気温の中で汗をかくので相当重労働だったのは間違いないです。
最後まで子供に着ぐるみだとバレなかったのが幸いでした。
感想
結構大掛かりな依頼でした。着ぐるみを用意して、プロの演技指導の方を呼んで、リアリティーを出すために動物園にお願いして場所を使わせてもらう。しかも園長が登場してゴリラの檻を教えるという感じでした。着ぐるみがリアリティーがあったのが成功した大きな要因であったと思います。
まとめ
今回は一つ目の依頼が良かったです。仕込んだんじゃないのかという感じの面白さでした。3つ目の依頼はナイトスクープらしい依頼でした。特になにかあったわけではないですがほっこりしました。