2018年1月26日(金) 放送
“お母さんの味”に、局長も見習い秘書も涙!!
依頼
- 5年前に冷凍した角煮を食べたい
- パンチングマシーンに勝ちたい父
- エンド5秒を解説して!
出演者
局長:西田敏行
秘書代理:本田望結
顧問:キダ・タロー
1. 5年前に冷凍した角煮を食べたい
竹山 隆範・東京都の女性(25)から
★★★★★私は「豚の角煮」が大好きなのだが、一つお願いしたいことがある。それは、我が家の冷蔵庫に入っている「5年前に冷凍した角煮」を食べたいということ。見た目はもう真っ白で食べられるかどうか分からないが、どうしても食べたいのだ。実はその角煮は、今は亡き母が作ったもの。「最後の母の味」なのだ。どうか私に美味しく「5年前に冷凍した角煮」を食べさせてもらえないだろうか、というもの。その結末に、局長も見習い秘書も感涙に・・・。
食事系の依頼です。5年前なのでずっと冷蔵庫に忘れていたから自分は嫌だけどネタ的に探偵に食べて欲しいみたいな大学生のノリ的な依頼だと思っていました・・・・
しかし、5年前の角煮は母親が作った角煮で食事を食べる前に急に母親が病気(くも膜下出血かな?)で倒れてそのまま亡くなってしまい。ドタバタしていたので父親が残った角煮をタッパに詰めて冷凍してそのままにして5年が経過してしまった。母親の忘れ形見でもあるのでなんとか食べたいという依頼でした。
多分、依頼者がなぜ角煮が冷凍されたのかという話を聞いて泣いてしまった人は結構いたと思います。私もあまりこういう感動系の話はそれほど感動しない人ですがそれでも依頼者の涙やその目に浮かぶような当時の話を聞いてウルっとくる感じになりました。
まず、角煮が安全に食べられるかどうかを確認するために東京農業大学の先生に調査してもらって食中毒にならないか検査してもらいました。検査の結果は菌は多少いるけれど少量だったら大丈夫。ということで全部食べることになりました。
料理の担当は林先生。問答無用で大阪から東京に呼び出されました。しかし、依頼者からの話を聞いて「これは作らんとあかんな」といって協力することに。
味付けを変えることはできないので、綺麗に解凍することを試みます。上手く解凍できないとパッサパサになって嫌な臭いも出てしまうそうです。
まずレンジで軽くチンして凍った汁を取り出します。そして食中毒の関係から100度まで加熱して殺菌しないといけないのでボウルにお肉を詰めてそれを圧力釜に入れて一気に解凍と殺菌をします。くさみが出ないように生姜の皮とネギの食べない青い部分を入れて味付けを変えずに臭みを防止します。
そうして出来上がった角煮はプルプルの状態に戻っていました。さすが林先生です。グッジョブです!!
依頼者は帰宅した父親と一緒に涙を流しながら母親の作った角煮を食べました。依頼者と違って父親はこの角煮は流石にもう食べられないと思って「捨てたら」と言っていたようです。それを依頼者が独断でナイトスクープに依頼したので依頼者のナイス判断だったと思います。
ちなみにタッパに保存していると角煮とフタの間の空間に結露が凍ったのか水晶のような綺麗な結晶ができていました。あれはびっくりしました。というか綺麗ですね。あれは何なのか、簡単に再現できるのか依頼してみたいぐらいです。
今回は素晴らしい内容でした。なみだなみだです。
2. パンチングマシーンに勝ちたい父
橋本 直・愛知県の男性(38)
★★★私には5歳の息子がいるのだが、1年ほど前にゲームセンターにあるパンチングマシーンをやって見せたところ、とても気に入った。それ以来、毎週のように息子を連れ、パンチングマシーンをしているのだが、最終ステージがとてつもなく難しくクリアできない。クリアできない私の姿を見て、息子は泣きそうになる。挙句の果てに、クリスマスカードに「パンチングマシーンをクリアして欲しい」と書いてくる始末。クリアをして、息子の喜ぶ顔が見たいので、何とか力を貸して欲しい、というもの。
パンチングマシーンを全クリしたいという依頼です。
とにかく5歳の息子である騎士(ナイト)君がクリスマスのお願いにパンチングマシーンをクリアして欲しいと願うぐらいなので、親としてはなんとしてでもクリアをして父ちゃんのカッコイイところを見せつけたい所です。
まず、依頼者が現状を見せるために普段プレーしている姿を子供と一緒に探偵の前で披露します。依頼者はかなりガタイも良くて230kgのパンチをします・・・・がクリアならず。この200kgオーバーって結構凄くない?と思うんですよね。
そこで探偵がまず取り掛かったのがこのゲームの開発先である「TAITO」に連絡をとります。そしてなんとゲームのプロデューサーである布央さん(38)に来てもらいゲームの設定とコツを教えてもらいます。
まずラスボスの設定が270kgでクリアになること。そしてパンチはパンチ力そのものの計測ではなくパンチしたインパクトの瞬間から倒れるまでの時間を計測してそこから判断しているのでパンチを早く倒れるように叩きつけるように打てば良いということなどを教えてもらいます。
そしていざプレイ・・・と再挑戦してもまたしてもダメでした・・・というかこのゲームはタイトーの会社内でもクリアした人はいないそうです・・・
そして最終手段にでます。クリアに設定されている270kgのゲームのデータのロムを書き換えて200kgでクリアできるようにしたのです。依頼者と探偵の間で「これいいの?」というやり取りがありましたが、背に腹は代えられない依頼者はこれを「問題なし」として受け入れます。
個人的にはボクシングジムでも行ってパンチのコツでも教わるかと思ったんですけどね。それでコツを掴んで20~30kgぐらいパンチ力がアップするとか思いましたけど、今回はジム関連は一切なくてあくまで裏技でクリアを試みます。
そして子供を呼んで一気にクリア・・・・と思いきや最終ステージで200kgに足りずに失敗してしまいます。トホホ・・です。そして泣きの一回でチャレンジして見事クリアします。
エンディングにはゲームセンターにまで来てデータの書き換えまでしてくれた開発者の布さんの名前が英字で出て(初めて見たらしい・・・)終わったのですが子供があまり感動せず・・・・
ちょっと微妙な感じでしたが依頼は無事に解決して終わりました。
3. エンド5秒を解説して!
たむらけんじ・広島県の女性(66)
★★私は、広島県の片田舎に住んでいる66歳のおばちゃん。「探偵!ナイトスクープ」は好きでよく見ているのだが、最後にやっている5秒のギャグ企画がよく分からない。毎回、探偵の皆さんが趣向を凝らし、5秒にかけるその思いはよく伝わるのだが、おばちゃんのせいか理解できない内容が多い。以前にもあった依頼かとは思うが、たむらさん、私にも解説をお願いできないでしょうか?というもの。
以前にもありましたね。昨年の1年分の5秒エンドの解説を淡々としいきます。エンディングだけ連続してまとめて見るのもキツイなあと思います。
最初に真栄田探偵がパンツとブラを頭に被るというネタで、もうおばあちゃんたちのライフはゼロになります。それと寛平ちゃんのネタはシンプルで分かりやすいのか好評です。確かに寛平ちゃんのネタはおもしろかったです。
最後に田村探偵が依頼者二人の前で即興ライブでエンド5秒をやるのですが微妙に滑って終わりました。
まとめ
なんというか最初の依頼とのギャップが凄かったです。
今回は松竹梅ではないですが、良かった依頼と微妙な依頼のギャップが激しい感じでした。けど最初の依頼は2018年度でもトップ5に入る依頼ではなかったでしょうか。そんな感じがします。★も5です。