今週は全ての依頼のレベルが高かったです。全ての依頼が★4.5レベルでした。2024年度の最高放送回候補かもしれません。
2024年3月22日(金) 放送
ひいひいおじいちゃんが会得した催眠術の秘技にチャレンジ！？
- ひいひいおじいちゃんの催眠術教授書
- バスで出会った小学生の女の子
- Wiiピンポン最強男
出演者
局長：石田靖（局長代理)
秘書：増田紗織
顧問：林裕人
1️⃣ ひいひいおじいちゃんの催眠術教授書 ★★★★
竹山 隆範・奈良県の女性（２９）
先日、滋賀の実家の本棚を整理している時に、明らかに古い本を発見した。背表紙のタイトルは「催眠術教授書」となっており、その下には何と、著者として私のひいひいおじいちゃんの名前が書いてあった。
本を開くと、何やら催眠術にまつわる内容が記されていたが、この本が一体何なのかは分からないまま。そこで、この本についてぜひ調べていただき、そして本に書いてある催眠術を一緒に試してもらえないだろうか。ひいひいおじいちゃんから伝わる催眠術の技を受け継ぎたい、というもの。
調べてみると、この本は催眠術の通信教育課程を卒業した、ひいひいおじいちゃんに贈られたものではないかと判明。そこで、依頼者は「泣いてる子供を泣き止ませる」「歩いている人を止める」といった「心力波及術」を実践してみる。すると、数々の奇跡が起こるのだった！？
依頼内容がふわっとしていてよく分からなかったのですが簡単に言えば、まず催眠術の本がなんなのか調べて欲しい。それと本に書いてある内容の催眠術を試してみたい！という依頼ですよね。
まずひいひいお祖父ちゃんが著者なのか？というのは違っていて催眠術講座を受講していたということでした。驚いたのは郵便を使って通信教育で催眠術の授業が行われていたということでしたね。当時からちゃんと日本全国に郵便が普及していたので別段珍しいことではなかったそうです。探偵は「ディアゴスティーニみたいなものか？」と言ったのですが、質問された栗田先生がディアゴスティーニを知らなかったのでピンと来ない感じでした（笑）けど明治初期に郵便制度を制定した前島密は凄いな。さすが1円切手になってるだけあるなぁと思いました。
本に書いてる催眠術は結構微妙なものが多くて本物の催眠術というより力技のような催眠術が多かったです。最後の「止まれ～」と叫ぶ催眠術は声に出して叫んでいるにも関わらず彼氏が完全に無視したので笑えました。声まで出してるのに止まらないってのは流石にどうなんでしょうか（笑）
【協力】
●催眠術史研究者・栗田英彦先生
●神戸・山手心理相談室 足立充弘
●髭男爵・ひぐち君
2️⃣ バスで出会った小学生の女の子 ★★★★
田村 裕・奈良県の女子大学生（２１）
私は大学へ通うため、去年の春から家の近くにあるバス停から近鉄奈良駅までバスに乗っている。そのバスの中で、小学校低学年の女の子と出会った。キッカケは、彼女が座席から降りる時に引っ掛かったランドセルを外してあげたことで、そこから少しずつ距離を縮め、色んなお話をするようになった。私がバス停で待っていると、バスに乗った彼女が車内から手を振り、乗車したら嬉しそうに笑顔で迎えてくれ、私も彼女とバスで会うのが楽しみになってきた。
しかし、この４月から４回生に上がると、授業の時間割が変わるため、彼女が乗る朝７時１５分のバスに乗らなくなってしまう。そのことを、どう伝えたら良いのか。今でも既になかなか会えないことを寂しそうにしているので、彼女を傷つけないよう伝える方法を一緒に考えて欲しい、というもの。
まずは、少ない手掛かりから女の子の確かな情報をキャッチ。いつものようにバスで再会すると２人の会話は弾むが、「春から会えなくなる」と伝えれば、女の子は一言「悲しい」。そこで、依頼者は彼女と“友達”としての新たな約束を交わし…。
この依頼で一番印象的だったのは相手の小学生の女の子でした。めちゃくちゃ聡明そうな感じでしかもとてもキュートな女の子でした。小学生の女の子の立場になって考えて見ると年上のお姉ちゃんと知り合いになれてとっても嬉しかったんでしょうね。
小学生の頃って高校生のお兄ちゃんお姉ちゃんのことを成人ではないけど身近な「大人」ですからね。憧れの対象です。
女の子は依頼者から「バスの乗車時間が変わるからもう会えなくなる」と聞いて普通に「じゃあお姉ちゃんの家にあそびに行けばいい」とごく当たり前の解決策を言ったので普通に「賢いな」と思いました。今どきの小学一年生ってこんな感じなんですか？女の子がお母さんの許可が必要って言っていたので、ご両親の許可のもとで二人の交流が続けばいいなぁと思いました。
ちなみに「柚子森さん」という女子小学生と女子高校生の偶然の出会いから友人関係へと発展した今回の二人に似たようなシチュエーションの漫画があってそれをちょっと思い出しました。
柚子森さん→ https://w.wiki/9ZSH
余談ですが、もし依頼者が男子大学生だったらちょっとした事案でしたね・・・・
【協力】
●奈良交通
3️⃣ Wiiピンポン最強男 ★★★★
ゆりやんレトリィバァ・京都府の男性（２３）
任天堂から２００９年に発売されたWii Sports Resortの「ピンポン」を知っているだろうか？私はその競技において、「最強の男」だと自負している。本気でやり込んで５年。今ではコンピュータはもちろん、対人戦でも必ず勝利を収められる。素人相手なら、目隠しでも圧勝できるほど練習を積んでいるのだが、残念ながらWiiは１０年ほど前に販売もオンラインサービスも終了し、ネット対戦はできない。
今、この競技に魂を燃やしているのは世界に自分だけ。独りぼっちで取り残されたようだ。どうか歯ごたえのある相手と戦わせてもらえないだろうか？ネット対戦できた頃の戦績最強の猛者と戦いたい！もう一度だけ、愛するWiiのピンポンで魂を燃やしたい！！、というもの。
依頼者は独自の高速サーブ「一つの太刀」や、独自のステップ「蝶の舞」などを駆使し、ゆりやん探偵はもちろん、ゲームも凄腕の実力を持つというボクシングの元世界チャンプ・長谷川穂積などを次々と倒していく。そして最後の対戦相手は、このゲームの開発スタッフであり、当時、宇宙一の実力を誇った山下氏。憧れの夢舞台で、「最強の男」は世界のニンテンドーといかなる戦いを繰り広げるのか？！
Wiiピンポンの卓球の実力がどのくらいなのか実力者に挑戦してみたい！という依頼です。
現行の任天堂のゲームはSwitchで依頼者がやっているWiiは一昔前のゲーム機になるので今やってる人は少ないと思います。従って対戦相手を見つけるのが難航するんじゃないかと予想しました。依頼者の必殺技である伊東一刀斎はこんな方です。ご参考までに。
→伊東一刀斎 https://w.wiki/55G7
最初に対戦したのは実際に卓球が強ければゲームの卓球もそこそこやれるんじゃないの？というリアルで卓球が強い方とゲームで対戦しよう枠でした。
ただ卓球のプロの方は世界卓球があるらしく取材時に日本に殆どいなかったので、代わりになぜかプロボクサーの長谷川穂積さんが対戦相手として登場しました。なお長谷川さんは卓球のアマチュアとしても全国大会出場レベルの強い方なのだそうです。まあボクサーも卓球も動体視力が必要ですからね。
ただ依頼者は長谷川さんのことを知らないのでかなり雑に扱っていました。長谷川さんもボクシング関連で登場するのであれば本来もの凄い丁寧な扱われ方をされるはずなんですが普通に卓球枠での登場でしたので雑でした。長谷川さんが前座を務めるのはある意味新鮮です（笑）
その後は実際に強い人を探すことになりました。個人的にはファミ通などのゲーム雑誌の編集者に協力してもらうと思ったのですがさすが関西のテレビ局ですね。任天堂の京都本社にお願いしてゲームの開発者と直々に勝負させてもらうことになりました。
任天堂って取材するのが結構大変で取材が断られることも普通にあるみたいなのでそこはナイトスクープというブランド力なのかと思いました。ナイトスクープ恐るべし。SNS界隈でも「任天堂の中が見れるなんて滅多にない・・・」とちょっとバズっていました。
最後に全盛期なら宇宙一強いというこのゲームの開発ディレクターの方と対戦して勝利しました。勝ち方も微妙で依頼者が「水を飲むからタイム」と言って休憩した所その間に誤操作でサーブをしてしまい、しかもそれがちゃんとうまい具合に得点になってしまいました。まあ偶然ですが卑怯な結果となって終わりました。
開発者の方も「発売から時間が経過してもまだずっと遊んでいただけるのは開発者冥利に尽きる」と言っていたのでやっぱりそういったことも取材を受けてもらえる理由になったんだと思います。
【協力】
●ボクシング WBC元世界3階級王者
長谷川穂積さん
●任天堂株式会社
企画政策部 嶋村隆行さん 山下善一さん
●世界卓球でも実況
田口尚平アナウンサー（試合実況）
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