1.『ハブ重を食べたい!』澤部 佑探偵
兵庫県の女性(32)から。「以前、三浦しをんさんという作家の本を読んでいたところ気になる記述を見つけた。それは「ヘビの一種であるハブを蒲焼きにすると、鰻より香ばしくておいしい」という内容だった。しかし、ハブを見たことすらない私が、一人で毒蛇であるハブを捕まえ、さばいて蒲焼きにするなどできそうにない。この難題を一緒にクリアし、私の願いを叶えてもらえないだろうか?」というもの。
蛇は美味しいのかどうかを別にして蛇ってのは人類が身近に食べてきたタンパク源だと思うんですよ。鳥や魚、哺乳類は捕獲は難しいですが、蛇はよく見かけるし、捕獲も簡単。
CSのヒストリーチャンネルやディスカバリーチャンネルのサバイバル系の番組だと(例えばベア・グリルス)よく蛇を捕まえて皮を剥いで食べています。タンパク質が手に入れるのが難しい時代、効率の良いタンパク質が補給できたと思います。
今回、衝撃なのは食べる直前にハブでなくてマムシだとカミングアウトしたことでしょう。あの場にいたハブセンターのハブを愛するおじさんが可哀想でならなかったし、テレビがあったから怒らなかったけど、完全に土下座案件でしたよね。人の気持ちを逆撫でするのもいい加減にしろとキレもよかったです。
「マムシは奄美大島にはいません!(キレ気味)」
まあ、当然ですよね。しかし、最近キワモノ系の食事の依頼が多いですね。
あの場はハブを食べてあとで読み返したらマムシだったことにして急遽マムシも食べる話にすればよかったです。そしてハブとマムシの味の食べ比べにするとか。あそこまで見て「ハブの味も知りたいな」と思った視聴者も多かったはず。
2.『夕食にタコ焼きだけ!?』竹山 隆範探偵
友人から、大阪では“タコ焼きパーティー”と称し、夕食にタコ焼きだけをひたすら食べ続けると聞いた。タコ焼き以外のおかずなど無く、タコ焼きと飲み物だけとか。一体、一人何個食べているのか?また、タコ焼きだけを食べるパーティーが楽しいのか?実際に、タコ焼きだけを食べ続ける食卓の様子を見せてもらえないだろうか?」というもの。
たこ焼きパーティーは、結構最近は大学生とか一人暮らしの家に集まって東京とかでもやってるんじゃないのかな?と思ったりします。最初にインタビューした人が「いまさら?」ぐらいに答えてたのが一番妥当な答えだったと思います。
「大阪ではお好み焼きをおかずに食べるお好み焼き定食がある」や「たこ焼き器は一家に一台ある」というのは常識になってるので今更感が満載でした。
更に言えば、名古屋では味噌煮込みうどん用のマイ土鍋が家族の人数分だけある。というのも、ケンミンショーを見る方ならもはや常識です
家に突撃したのは意外にも石田探偵宅でしたが、てっきり田村探偵の家に行くかと思ってました。それにしても、本来は商店街で「今日の晩飯はたこ焼きです」という主婦を何人か捕まえて、その人達の家にカメラ置いて数軒の家庭をチェックして比較するという感じになると思ったので予想外でした。
そして、結局いくつ食べるかわからなかったし、たこ焼き器はガスでなく電気やホットプレートの場合は、5000円ぐらいする大きくてちゃんとしたやつでないと火力が弱くて作るのに1サイクル30分近くかかるので石田家は参考にならないなと思いました。
夫婦に子供二人ぐらいの4人家族で大体100個ぐらい食べる映像が欲しかったですね・・・
3.『お天気キャスターのクセ』田村裕探偵
兵庫県の主婦(44)から。「私は朝日放送のお天気キャスター・清水とおるさんが大好きで、毎日欠かさず見ている。ただ、その天気予報に集中できず、内容が頭に入ってこないため困っている。その原因は、清水さんが天気を伝えている時に出る「クセ」。そのクセを見つけてからというもの、そればかりが気になり肝心の天気予報が全く入ってこない。なんとか天気予報に頭が入ってくる程度に、クセを抑えて欲しいと伝えたい」というもの。
依頼者の観察眼が半端なかった。田村探偵の「スカウトに!」というのも確かに的を射ていたと思った。
女性は男性より観察眼が高く、男性が思っている以上に細部を観察している。それはネイルやアクセサリ、靴などに女性がこだわるをみればよくわかります。また、同じ服を翌日会社などに着ていくと女性にはバレるのも女性の観察眼の高さを示すよいエピソードです。
スカウトだけでなく、観察が重要なウェイトを占める仕事などで男性しかいないような分野であるなら、あえて外部の女性にお願いして観察して貰った方が良い結果が得られるかもしれないなと思ったりしました。
しかし、今回のケースは女性の中でも特に飛び抜けた観察眼を持った方でした。もしかしたら、異能の才能である発達障害関係の持病を持っていたかもしれない。以前、よつ葉のクローバーを尋常じゃなく発見できる女の子もいたが、同じように観察眼が半端なかったです。
ただ、癖は指摘するのはあまり褒められた行為ではないし、それでいて本人は気になってしまうのだから結構難しい人生を生きているんだろうなと思った。仕事柄ピッタリの仕事が見つかれば周囲の人に「職業病なんで・・・」とか言い訳できるのでそういった仕事について欲しいし、逆に上手くヒットすればあの才能を活かしてかなりの大金を稼げると思う。
話がそれましたが、お天気キャスターの清水さんは凄い良い人で、依頼者の為に生お天気予報までやってくれてサービス満点でした。依頼者もレベル5を見れて満足そうでした。清水キャスターに会って泣いたので「よっぽどファンだったんだな」と思いました。
今回は3本ともまずまずの内容で捨て回がなかったですが、1本目2本めはもっと探偵次第でいい内容に出来たはず。だから探偵の質が低下したのじゃないかと言われるんだと思う・・・・