2019年4月26日(金) 放送
- もずくを直接吸いたい少女
- 暗闇の中のアメほり
- 天国の彼女とのLINE
出演者
顧問:槇原敬之
秘書:澤田有也佳(ABCテレビアナウンサー)
平成最後のナイトスクープです。ある意味記念放送です。
もずくを直接吸いたい少女 ★★★★
石田 靖 大阪府の男性(39)から。
ウチの10歳の娘は、もずくが大好物。毎朝、もずくを3つ食べてから学校へ行く。そんな娘が「もずくの採れたてを食べたいわぁ」と言うので調べてみると、沖縄でもずくの養殖をしている画像を発見。すると、それを見た娘が「こんな風に、直接吸って食べたい」と言い出した。
自分の娘ながら「アホなことを言うてるな」とも思ったのだが、どうやら本気なので、そのアホな夢を叶えてもらえないだろうか、というもの。
海に漂う生もずくを「そのまま吸い尽くして食べたい」と願うもずく大好き少女の依頼です。海水に漂うもずくを食べたら間違いなく海水が辛すぎてキツイと思うのですが・・・・
もずくの養殖を沖縄でしているという情報を入手して早速探偵と依頼者の親子は沖縄に向かいます。沖縄に到着するともずくの養殖を行っているという地域で聞き込みを開始します。
海辺の土産物屋でお姉さんにもずくのことを尋ねると道路を挟んで向かいの港でもずくの養殖をしているようです。そこで港に移動して話を聞くとちょうどもずくの養殖をしている漁師の方がいらしたので、その場でお願いしてもずくの収穫を見学させてもらうことになりました。
船に乗って沖に行くと透明なマリンブルーの海一面にもずくが養殖されています。壮観な風景です。収穫の様子を見学させてもらうために船底がガラスになっているグラスボートを用意してもらい早速収穫を見学します。
漁師さんが潜水道具を揃え収穫用の吸引ホースを持ち海底に潜ります。数メートル下の海底に到着して収穫を始めると掃除機ではないですけど、もずくがみるみる収穫されていきます。
船上でホースから出た収穫されたもずくも見ると依頼者や探偵は大はしゃぎです。お店で買うもずくと違って生のもずくは「黄金色で綺麗」「ハリが凄い」と大興奮の様子です。
その後収穫を終えた漁師さんが上がってきて依頼者に「食べた?」と聞くと「まだ」と答え「なんで?」て聞き直すと「海の中で直接吸いたいから」と答えます。これには漁師さんも「ん???」といった感じです。ここにきてネタバラシではないですが、海中で直接吸い込みたいというお願いします。
漁師さんは依頼を知って吸い込みOKを出したのですが、小学生の依頼者ではダイビングの免許を持っていないので、素潜りで食べることに挑戦します。万が一のサポートのためにプロのダイバーさんも呼んで助けてもらいます。
何度もチャレンジして惜しくも食べれそうになるのですがなかなか食べられません。それでも諦めずに挑戦して最終的に無事に食べることに成功しました。10歳の女の子ですが根性を見せて頑張りました。
食べて一言「おいしー!」
最後に探偵が「普段の三杯酢と比べてどっちが美味しい?」と聞くと
「塩水がないならこっちが美味しい」と爽やかに笑顔で言って終わりました。
まあ、そうですよね。塩水はとても辛いですから・・・・女の子のガッツに驚きました。ナイトスクープらしい依頼でホッコリしました。
暗闇の中のアメほり ★★★
橋本 直 和歌山県の女性(53)から。
和歌山県では、神社などに集まった人に餅をまく伝統行事「モチほり」が有名だ。さて、私が住む150軒の小さな村では毎月、私のようなおばちゃんたちだけで集会をしており、何かしらしゃべって、食べて、遊んでいる。その集会の最後に「モチほり」ならぬ「アメほり」をしている。
「アメほり」とは、部屋の電気を消し、暗闇の中で10人ほどのおばちゃんたちが、投げられたアメを一生懸命拾う遊びだ。それぞれがどれだけアメを拾っているのか、暗闇なので分からないが、終わってから電気を点けると、みんなが大量に拾っていて、見せ合って大笑いしている。とにかく楽しいので、ぜひ見に来てください、というもの。
モチほり、アメほりとは標準語で言えば「餅まき」「飴まき」のことです。今回の依頼はその「アメほり」を見に来てほしいという依頼です。
探偵も言ってましたけど21世紀のこの時代、他に娯楽はあると思うのですがなぜアメほりなのか・・・・素直にカラオケとかじゃ駄目なのかと思いながら見ました。
おばちゃん達には内緒で暗い中でも見える暗視カメラを設置してどんなことをしてるかチェックしたのですが恥も外見もなく物凄い取りまくってました。なんていうか人間ワイパーみたいでした。
途中の「暗いほうがより積極的になれる」という下ネタには笑いました。ああいった集落の公民館みたいな場所で集まってやるとやっぱり楽しいんでしょうね。多分高校生だった頃のノリを思い出して楽しいのだと思います。
天国の彼女とのLINE ★★★
竹山 隆範 大阪府の男性(42)から。
私は現在、バツイチで42歳、戸籍上は独身の男だ。23歳で離婚し息子と2人で生活していたが、今から15年前にある女性と出会い、お付き合いを始めた。
休日はポケモンGOをしたり、カラオケに行ったり、一度も喧嘩することなく幸せな日々だった。結婚は息子が高校を卒業してからと2人で話し合い、その息子がこの3月に高校を卒業し、15年待たせた彼女とやっと結婚するはずだった…。
しかし、昨年9月に突如、彼女が体調を崩し入院。11月に1、2度、一時帰宅できるまで回復したが、12月に入って日に日に病状が悪化していく中、少しでも元気になってもらえないかと思い、年が明けた1月10日、病床の彼女に少し早目のプロポーズをした。
彼女はニコッと笑って嬉しそうな表情はするものの、首を横に振るだけで、婚姻届にサインはしてくれず…。その2日後の朝、彼女は44歳の若さで、この世を去った。
あれから2カ月半、今なお彼女の死が現実のものとは受け取れずにいる。いつも一緒にいるように感じたくて、彼女の携帯を肌身離さず持ち歩いている。
そんな中、一つ困ったことが。実は、今も彼女とLINEを続けているのだ。…しかし、彼女の返信文は僕が打っているため、答えの分かった返事しか返ってこないわけで、客観的になると虚しくなってしまう時がある。それでも、今は彼女との疑似LINEが、僕にとっては楽しい時間であるのも事実。
そこで、私が送ったLINEに既読がついたり、答えの分からない返信が返ってきたり、今まで彼女としていたような自然なLINEを、もう一度してみたいのだ。彼女の代わりに、LINEを返信してもらえないだろうか、というもの。
依頼文が長文かつ非常に重い内容の依頼です。
この依頼って結局亡くなったパートナーの死を受け入れられないというか吹っ切れていないことが根底にあるので、LINEをするのもいいのですが前を向いて歩けるようにしっかりとケジメというか区切りをつけてあげることが大切なんだろうなぁと思いました。
ただ、基本バラエティーのナイトスクープに送るよりもっとちゃんとした悩み相談なり心療内科なり行った方が専門的にやってくれるかと思ったりもしました。