2020年2月28日(金) 放送
“ケリ”ネタ2連発の後は、「エンド5秒」をめぐり松本局長が探偵陣に喝!?
- 「ケリケリ」を蹴り落としたい女
- 木の上の4つのボール救出作戦
- 「エンド5秒」の面白さが分からない
出演者
顧問:円広志
松本局長が登場した影響で「なあなあ」になってた部分にメスが入ってきた感じかと思います。澤部探偵の手抜きがバレてしまいました。局長の「白髪になったら白い綿棒できるやん」っていうツッコミはさすがでした(笑)
「ケリケリ」を蹴り落としたい女 ★★★★
田村 裕 北海道の男性(56)から。
私の妻は奈良県の出身なのだが、17年前に転勤で北海道に来てから今までに見たことのなかった「あるモノ」を発見し、それ以来、夢中になっている。
北海道では冬の雪道を車で走っていると、タイヤの泥よけに跳ね上げた雪がこびりつき大きな塊となり、ぶら下がっていることがよくある。妻はこの雪の塊を落とすのが大好きになり、これを「ケリケリ」と名付けた。そのケリケリを思う存分、蹴り落とさせてやりたい。
自分たちの車のケリケリでやればと思われるかも知れないが、我が家の車につくのは何故か小さいケリケリばかり。なので、妻はスーパーの駐車場などで立派なケリケリをぶら下げた車を見つけると、「あっ、ケリケリだ!」とすばやく駆け寄り蹴りたそうにウズウズしているのだが、さすがによそ様の車なので見るだけで我慢している。
車の持ち主にキチンと許可を得たうえで、できるだけ立派なケリケリを妻に蹴り落とさせてやるためのお手伝いをお願いします、というもの。
ケリケリをやりたいという依頼です。文章だとケリケリが何なのか分かりにくいですが映像を観るとケリケリとは「車のタイヤの後ろについてるタイヤカバーに張り付いた雪」だとすぐにわかります。
札幌市内で通行人にお願いしてケリケリをしていると昼になるにつれて徐々に暖かくなり氷が溶け始めてケリケリがしにくくなります。そこで気温が低い「サッポロテイネ スキー場」に移動してスキー場に駐車している車をケリケリしようという作戦です。
できる限り大きなケリケリを求めると最終的に「バスのタイヤがデカイからケリケリも大きいのではないか?」ということで駐車しているバスの運転手にお願いしてケリケリをさせてもらいます。
バスはなかなかの強敵でなかなか落ちなかったのですが依頼者が何度も何度もケリケリすることで一気にドサッと落とすことに成功しました。
依頼者はドサっとケリケリが落ちるのが快感のようでしたが見ていてなんかその気持が分かる気がしました。
木の上の4つのボール救出作戦 ★★★
石田 靖 大阪市の女性(41)から。
息子が蹴ったラグビーボールが木に引っかかってしまい、落ちてこなくなった。そのラグビーボールは友達の物で、しかもまだ新品。焦った息子は自分のサッカーボールを当てて落とそうとしたようなのだが、ラグビーボールを落とすことはできず。
それどころか、自分のサッカーボールも木の上に。しかも2つ。その後、他の友達のおもちゃのボールも使ったようなのだが…。結局、木にはラグビーボール1つと、サッカーボール2つ、おもちゃのボールが1つ。あわせて4つのボールが乗っかっている。自分たちの力でボールを落とすことを目標に、放課後に木と闘う息子たちにアドバイスをしてもらえないだろうか、というもの。
ボールを取ろうとボールを使うとそのボールがそのまま木に吸い込まれていくというミイラ取りがミイラになった話です。
ボールを無尽蔵に吸い込むという問題の木、見た目が「生野じゃねぇ木」というのでどういうことなのか気になったのですが、ソテツというかヤシの木というか宮崎の海岸線の道路に植えてありそうな南国風の巨大な木でした。
ちなみに公園は「四条西児童遊園」というとても小さな細い公園でした。
石田探偵の解決法はクレーンを使うとかはしご車を使うとかそういったものではなく、依頼者の子供たちを肩車してその上から棒を使って落としたり、落ちていた木の枝を棒代わりにしてボールを動かして落としたりするというなんとも原始的な方法でした。
視聴者の方も「こんなことするなら大きめの脚立に物干し竿を持ってきたらもっと簡単に落とせるんじゃね?」と思った方も多いかと思います。
「エンド5秒」の面白さが分からない ★★★
橋本 直 広島県の男性(32)から。
私はナイトスクープの大ファンで、25年以上、番組の最後に流れる一発ギャグ・通称「エンド5秒」まで楽しく見てきた。しかし去年ぐらいから、何故か突然「エンド5秒」の面白さが全く分からなくなった。最近では見終わった後に悶々としている。
これは、私の頭がおかしくなってしまったのだろうか?愛するナイトスクープを全て理解したいので、以前のように「エンド5秒」まで楽しめるような自分にしてください、というもの。
エンド5秒のテコ入れの企画です。円広志顧問も依頼文を読み上げたあとに「これを機会にちゃんと考えないといけないんじゃないか」とつっこんでいました。
エンド5秒を依頼者と一緒に見直すと色々と問題点が浮き彫りになってきました。とくに澤部探偵が自分の坊主頭を使って「黒いタイプの綿棒」とか「木魚です」というのは相当手抜きをしており、日時を置いて同じのを繰り返してやっていたことが判明します。これをみた橋本探偵も「これは大問題です」と問題視します。
しかもこの「黒い綿棒」はその後の調査で合計3回も同じネタをやっていることがバレてしまい、それを聞いた局長が「おまえ何年後か白髪になったったら普通の綿棒とかいずれやる」と鋭いツッコミというか予言をします。
局長は他にも石田探偵が顔に文字を書いて繰り返しボケたことに対しても「結局パターンは一緒だね」と厳しい指摘をします。なかなか手厳しいです。依頼者のおかげでエンド5秒のなあなあになっていた部分も判明してよかったのではないかと思いました。
これで少しは依頼も含めて探偵に緊張感がでればいいな~と思います。松本局長が就任して色々と番組のだらけていた部分に引き締めが行われてきたので今後に期待です。