2025年5月9日(金) 放送
大好きなおじいちゃんに贈る感動的な誕生日プレゼント!時に優しく、時に厳しく、おじいちゃんが孫に諭す人生哲学とは?!
依頼
- ナイトスクープが苦手なお姉さん
- 和歌山の激ムズ50m平均台
- 愛する祖父を鷲嶺の水穴に連れて行きたい
出演者
局長:せいや(局長代理)
秘書:増田紗織
顧問:溝端淳平
1. ナイトスクープが苦手なお姉さん
桂 二葉・札幌市の女性(30)
★★★
大阪出身の私は子どもの頃からナイトスクープの大ファンで、現在は札幌に住んでいる。しかし最近、ファンとして由々しき事態が発生した。行きつけの銭湯の番台の若いお姉さんが「この前、旅先のサウナのテレビでとんでもなく変な番組を見て、嫌すぎて気持ち悪かった」と話してきた。
それは「カンニングの竹山が道行く人に残尿があるかどうかを聞いて、股間のツボを押して残尿を出し切ることができるのか?」という内容だったとか。私はすぐにピンときた。そんなおかしなことをするのは、『探偵!ナイトスクープ』しかないと。ファンとしては汚名を返上したいと思い、「たまたま変な回を見ただけで、本当は素晴らしい番組だ」とお姉さんに説明したのだが伝わらず…。
そもそも札幌では『探偵!ナイトスクープ』の知名度が関西に比べて低く、番組の良さを私一人では伝えることができない。その銭湯は、札幌でとても人気のある銭湯なので、その銭湯に認められれば、この雪国での知名度と視聴率も上がると確信している、というもの。
そこで銭湯のお姉さんに、学術的に物事を解決する依頼、人体の不思議に深く迫る依頼などを見せるも、選んだVTRが悪かったのか、彼女は「嫌いです」ときっぱり。しかし、「スンドゥブが言えない84歳」では、手を叩いて大笑い。あと一押しというところで、依頼者がおすすめという感動回を紹介すると…。果たして「ナイトスクープ」の汚名返上なるか?!
ナイトスクープが苦手なお姉さんのイメージを直して欲しいという依頼です。
これ関西と言っていいのか大阪と言っていいのかわからないですけど、明確に関西人とそれ以外の人たちでは下ネタ関係に関してはNGラインが全然違いますからね。
確かせいや探偵が探偵デビューをした際に「逆立ちをしながらウンチができるのか?」という依頼を採用してましたけど見て思ったのは「大阪ではあれがモザイクすればOKなんだな」ということでした。とにかく関東の人達と違って依頼者や協力してくれる一般人の方も含めて下半身を露出することに抵抗がなさすぎる気がします。ですからまあ札幌のお姉さんが変な番組だと言うのはよく分かります(笑)
結局お姉さんには泣ける名作であるお父さんの匂いの依頼を見せてイメージを刷新することに成功しましたが、笑いから感動まで依頼の幅が広すぎるかと思いました。
あと探偵ナイトスクープのファンだけど、関西のノリが前回な下ネタや下半身に関係の依頼は全体的にNGで完全に飛ばすという方も一定数いるかと思いますね。
まあ話がそれましたのでこの辺で。
2. 和歌山の激ムズ50m平均台
竹山 隆範・大阪府の男性(42)
★★★小学3年生の息子キヨシロウの「どうしても叶えたい夢」は、和歌山県にある公園に設置された、全長50mの平均台を最初から最後まで一度も落ちずに制覇することだ。その平均台は、ずっと真っすぐではなく、高低差があったり、曲がっていたり、かなり細くなったりと、いろんな仕掛けがある難易度の高いもの。
息子は今まで200回以上挑戦し、40m地点までは一度も落ちずに行けるようになったのだが、残り10mがどうしてもクリアできない。私も挑戦したが、35m地点までしか行けなかった。たくさんの人が挑戦しているのを見たが、制覇した人は見たことがない。息子が平均台を制覇できるよう力を貸して欲しい、というもの。
公園の管理人に聞けば、一人だけこの平均台を制覇した人がいるという。それは地元のサッカーチームに所属する女の子で、依頼者の息子と同じ小学3年生。彼女からコツを聞き出すと、キヨシロウ君は俄然「できそうな気がしてきた」。さらに強力な助っ人にもお願いするのだが、「体幹が弱いかも」と、平均台とは関係なさそうな運動を指導し始め…。
50mの平均台をクリアしたい!という依頼です。
最初に思ったのは「体操の平均台が得意な女子選手に協力してもらうんだろうな。場合によっては日本代表クラスの方が登場するんだろうな」ということでした。
ただ予想と違い実際に登場したのは運動関連でたまに登場するアクションアカデミーの奥井さんでした。奥井さんは普段アクション指導をしているだけあって、なぜできないのか筋肉的に上手に説明することができたので今回は依頼者にとって良かったと思いました。
最終的に腹筋の使い方をうまく学んでバランス感覚を磨くことで無事にクリアすることに成功しました。依頼文を聞いた段階で成功するとは思っていなかったので驚きました。
【協力】
◆マット奥井アクションアカデミー
代表 マット奥井さん
3. 愛する祖父を鷲嶺の水穴に連れて行きたい
石田 靖・三重県の中学1年生の男の子
★★★★★僕の大好きなおじいちゃんは、先日90歳になった。おじいちゃんに「誕生日プレゼントは何がいいか?」と聞くと、「何もいらないよ」と言う。おじいちゃんはとても元気だが、僕と一緒にいてくれる時間は、あとどれぐらいあるのか分からない。そう考えると、怖くなって、おじいちゃんの布団にもぐりに行く。
おじいちゃんには行きたい場所がある。それは「水穴」。去年、その場所に一緒に行こうとしたけれど、急な上り坂が多く、たどり着けなかった。誕生日に「水穴」へ連れて行けたら、喜んでくれると思う。力を貸してください、というもの。
「鷲嶺の“水穴”」は、三重県の天然記念物にも指定された洞穴の入口。おじいちゃんは若い頃に何度か行ったそうで、今も「なんとか水穴にたどり着きたい」と言う。そこで、石田探偵と3人で水穴を目指すが、「この先350m」の看板地点から急激な坂が出現。一計を案じた探偵は、人海戦術に打って出て…。「おじいちゃんがおらんようになったら、僕どないなるんやろう」と今後に不安を覚える依頼者。祖父はそんな彼に、これから歩む人生の処し方について厳しく優しく諭すのだった。
大好きなおじいちゃんと山の奥にある水穴に一緒に行きたい!という依頼です。
依頼者の男の子はおじいちゃん大好きっ子で新聞にまで掲載されていたのでこれはガチだと思いました。ただおじいちゃんは現在90歳で自分がいついなくなるか分からないので、おじいちゃんベッタリな依頼者がこの先どうなるか心配をしておりました。
また依頼者自身も自分が大人になるときにおじいちゃんは恐らくいないだろうから・・・・と覚悟を持っており幸せな二人の間にもこれからの行く末に暗雲が立ち込めている雰囲気でした。まあですからおじいちゃんが元気な今のうちに二人で水穴に行きたいのだろうなと思いました。
おじいちゃんは元学校の先生ということで映像を見ていて思ったのは孫のことを大切な孫として、そして元教師の視点から人生の先生として孫に接しており、お孫さんはとても素敵な時間をおじいちゃんと過ごしているのだなぁと思いました。
水穴は石田探偵ですらギリ行けるような険しい場所だったのでレスキューの方に協力をお願いして、ロープで固定して体を支える感じで水穴まで連れて行ってもらいました。
最後におじいちゃんがなぜ水穴に行きたかったのかをお孫さんに語り「水穴が中が真っ暗なようにお前の人生もこれから同じ様に真っ暗な道を進まないといけなくなる。でもその時恐らく私はお前の側にいない。だから私は・・・」とこれから自分に何かあっても大丈夫なようにおじいちゃん離れをして欲しいとお願いをして終わりました。とても感動する話でした。
【協力】
◆ Ise Rope Rescue Team
https://www.instagram.com/irrt.ise/