2025年1月17日(金) 放送
前代未聞の「餅つき野球」プレイボール!豪速球でつき上げた餅は絶品!?
依頼
- 豪速球で餅はつけるのか?
- 息子の太鼓とお経は近所迷惑?
- 半身不随…ともだちとの約束
出演者
局長:竹山隆範(局長代理)
秘書:増田紗織
顧問:溝端淳平
1. 豪速球で餅はつけるのか?
せいや・大阪府の男子大学生(21)
★★★★★僕は餅が大好き。年末年始に限らず、毎日2個は餅を食べている。弾力があって歯ごたえのある餅を食べている時間は、僕にとって至福の時だ。そして、僕には餅と、もう一つ大好きなものがある。それは野球観戦。ある日、野球を見ている時に思いついた。「ピッチャーの投げる豪速球で餅がつけるはずだ!」と。キャッチャーミットにもち米を設置して、豪速球を何球も投げ込めば、杵と臼がなくても餅がつけると思う。この摩訶不思議なアイデアを思いついてからというもの、大好きな餅を食べるたびに、試してみたくてうずうずしている。一緒に試してもらえないだろうか、というもの。
まずは、餅屋さんから餅つきの基本を学ぶ。とここからが本題。協力してくれるのは、徳島インディゴソックスの速球派投手5名とキャッチャーたちだ。衛生面もクリアした状況で、ビニールに覆われたキャッチャーミットに蒸したもち米を入れ、いよいよプレイボール!最初は、ゆるいボールを投げてもらうも、いきなりキャッチャーがもち米をポロリと落とし…。野球で餅はつけるのか?そのお味は?
野球ボールで餅つきをしたい!という依頼です。
流れとしてはまず→依頼者と会いお餅愛を確認する→お餅のプロを呼んで協力を仰ぐ→野球の投手を確保するために独立リーグの徳島インディゴソックスに協力をしてもらう→投手5人で交代で投球して餅つきをする。という流れでした。
出来上がったお餅は投手の方々も試食して「普通に餅」と言ってたので問題なくできたのだと思います。助っ人のひかり餅さんが投球序盤から的確にちゃんと餅になるためのアドバイスをしたり、出来上がった餅がちゃんと餅なのか判断したりと大活躍でした。
今はコンプラが非常に厳しいのでボールもグローブも全部ビニール袋やアルコールで消毒して汚れないようにすることで、クレームが来ないように厳重に注意していましたね。20年前ならもっと雑にやったんではないかと思いました。
アホみたいな依頼で探偵らもダメ元みたいな雰囲気で挑戦してみたのですが、結果は大成功でこれぞ「探偵ナイトスクープのアホな依頼」って感じでとても良かったです。
みなさん笑顔でお餅を召し上がっていて自分もどんな味なのか試食してみたかったです。
【協力】
◆ひかり餅中村本舗
https://www.kyoto-hikarimochi.jp/
◆徳島インディゴソックス(プロ野球独立リーグ)
https://indigo-socks.com/
2. 息子の太鼓とお経は近所迷惑?
田村 裕・和歌山県の女性(38)
★★★★小学1年生の息子・ケンシンはお坊さんに憧れていて、夢は世界一カッコいいお坊さんになること。毎日YouTubeでお坊さんを検索し、動画を見まくっている。特にお気に入りは、太鼓を叩きながらお経をあげる動画。それを見てから、自らも太鼓を叩き、お経をあげる日々…。毎朝、毎晩、暇さえあると太鼓を叩きながらお経をあげている。
ケンシンがお経を始めると、家族の会話はもちろん、電話も出来ず、テレビも聞こえない。お坊さんになる夢を応援したい気持ちはあるのだが、とてもうるさい。近所の人もきっと迷惑しているはず。そこでケンシンの太鼓を聞きに来てもらい、もし近所の人たちが迷惑しているのなら太鼓を叩くのをやめさせて欲しい、というもの。
仏壇の前でお経をあげるケンシン君を見てみると…その音量はなかなかの迫力だ。夜8時以降は禁止という約束も、無意識のうちに破ってしまうとか。そこで、ご近所を回って迷惑度をチェック。しかし、依頼者の思いとは裏腹に、皆さんが「迷惑じゃない」と口を揃える。そこで、全員が納得のいく落としどころを探るべく須磨寺へ。そこにはケンシン君の憧れの人がいた…。
息子の太鼓がうるさいのでどうにかして欲しいという依頼です。
結論としては息子が「お坊さんになる!」と憧れたYouTubeチャンネルの須磨寺の小池陽人さんにお会いして「毎日のお経なら本物の太鼓でなく座布団やクッションに叩いても大丈夫」とうるさい太鼓でなく代替の座布団を提案され、それを息子さんが受け入れたことで終わりました。
それにしても周囲の家に聞き込みをした際にご近所のみなさんは「別に気にならない」と言ってたのにお母さんが「うるさいですよね。迷惑してますよね」と無理やり言わせようとしてたのが面白かったです。
小学生で何かにハマる場合は思春期を迎えると興味が変わってしまう場合も多いのでそのままお坊さんになるかどうか分かりませんが、ナイトスクープは20年後も放送しているだろうし、追跡調査をしてどうなったかを見てみたいです。
【協力】
◆須磨寺・寺務長 小池陽人さん
https://www.youtube.com/channel/UCerl5qprPtAhh3S1lSb8IIg
3. 半身不随…ともだちとの約束
真栄田 賢・大阪府の男性(51)
★★★私は4年前の47歳の時に脳内出血で倒れ、目覚めた時には左半身が麻痺する不自由な体になっていた。原因は、これまでの不摂生な生活。朝からお酒にタバコ、女性遊びと自分の思い通りの生活が永遠に続くと思っていたが、人生そう甘くはなかった。
今回の依頼は、遊び回っていた時代に、常連として通っていたBARのマスターとの約束について。彼とは個人的にも気が合い、素直に自分のことを相談できる友人だった。私が病気で倒れた時も一番に駆け付けてくれ、ほぼ毎日、筋肉が硬直しないようにと手足のマッサージをしてくれ、一緒に頑張ろうと励ましてくれていた。その時にマスターと約束したことがある。それは、お酒もタバコもやめること。
マスターは僕が倒れたと同時期に、コロナ禍のなか、北新地でBARを開店することになった。「僕も死に物狂いで頑張るから、タバコ、お酒をやめてリハビリを頑張り、元気になってお店に来てくれるのを待っている」と。しかし、僕は体が不自由になったことが受け入れられず、辛いリハビリを拒み、タバコも吸い始めた。マスターはその姿をみて「もう僕はあなたの手助けをできない…」。それから2年、一度も会っていない。
僕のことを親身に考えてくれてのことだったと思う。そう気づいた今、このままではダメだと思い直し、タバコもやめてリハビリも頑張っている。私は、マスターが新しく北新地に開店したBARに行くと約束した。だから、行かなくてはならない。そして、自分の足で歩く姿をマスターに見せたいと思っている。ただ、一人では北新地まで行くことが出来ない、というもの。
サービス付き高齢者住宅で暮らす依頼者は、独身で現在無職。昔は不動産業で1億円近い収入があったとか。今は、同じBARの常連客で友達の鍼灸師がボランティアとしてサポートしてくれている。そして、BARのマスター山本さんも親身に世話を焼いてくれていたのだが、今は絶縁状態に。その山本さんに、真栄田探偵が面会。依頼内容を伝えると涙ぐむが、彼は彼で依頼者への贖罪の思いがあったと明かし…。人生の辛酸をなめた男の感動の再生物語!
非常にヘビーな依頼です。最初に2つの依頼がとてもスカっとした爽快感ある依頼でしたのでその反動が凄いです。
ただこの様な状況になっても彼に積極的に関わろうとしてくれる人達がいることが、依頼人が病気になる前にどんな人生を歩んでいたのかを垣間見れるような気がしました。
医者が「酒はやめなくていい」と言った理由が「酒までも取ったら残りは命しかない。楽しみがなくなる」ということで意味深な発言に驚きました。
スタジオで顧問が「依頼者の人柄があっての~仲間に恵まれれる・・・」と言っていたのでみんな思うことは同じなんだな~と思いました。