2003年12月19日 放送
こちらの作品は2003年の「西田局長・局長賞」受賞作品です
依頼
97歳のマジシャン
出演者
局長:西田敏行
秘書:岡部まり
顧問:桑名正博
▪️97歳のマジシャン ★★★★
依頼文は岡部秘書が読み上げた文章を書き起こしました。
桂小枝探偵 ・福岡県 32歳主婦
探偵局のみなさんこんばんは。皆さんは数年前に当番組で調査された福岡に住む現役最高齢マジシャンを憶えていらっしゃいますか?当時、確か93歳だったおじいちゃんの細い腕からから繰り出されるマイペースにも程があるマジック。今も忘れられません。
実は友人がある噂を聞きつけてきました。それによるとあの最高齢マジシャンは97歳になりしかも以前からは想像もできなかったほどの脅威の新作マジックを繰り出したと。
小枝さん、これは行かねばなりません。パワーアップしたあの新作マジックをぜひ調査して下さい。
3年前に放送したマジシャンが更にパワーアップしたみたいなので追跡調査を依頼したいという依頼です。
まあタネも仕掛もないのがマジックの基本なのにタネが見えまくるというマジックですね。普通は箱の中を見せて何もないのを証明してからマジックをするのですが、箱を開けて中を見せることなくマジックをするので、まあ穴のあるマジックですね。
ある意味パラダイスに近い種類のネタの依頼ですが、97歳であれだけマイペースなマジックをするのも凄いと思います。
頭に箱を被せて剣を刺すマジックは刺すたびにアシスタントの女性が「うっ」と呻くので色んな意味で恐怖しかなかったです。小枝探偵が「命に関わる決死のマジック」と言っていましたが大げさではないですね(笑)
マジックの基本が相手を驚かせるという「ショー」であるならば、色々な意味で相手を驚かせるので「ショー」としては一周回って成立してるともいえます。