2023年7月14日(金) 放送
今週は面白さなどの質は別としてナイトスクープならではみたいな良い依頼内容でした。家族にまつわる依頼が多かったですね。
最愛息子に“お母さん”と呼ばれたい母!?
- 息子に「お母さん」と呼ばれたい
- 2階に上がれない古本屋!?
- 娘と体力勝負がしたい59歳母
出演者
局長:松本人志
秘書:増田紗織
顧問:丘みどり
息子に「お母さん」と呼ばれたい ★★★
田村 裕・高知県の女性(47)から
私は20歳の長男から、今まで一度も「お母さん」と呼ばれたことがない。長男が小さい頃は「ママ~」と可愛らしく呼んでくれていたのだが、小学校に入学する際に男の子なので「ママ」より「お母さん」に変えた方がいいのかなと思い「これから、お母さんって呼ぶことにする?」と私から提案。彼も「うん、そうする」と承諾したのだが…。
「お母さん」と呼ぶのが恥ずかしかったのか、結局、小学校2年生くらいまでは「ママ」が続き、いつの間にか「ママ」とも呼ばれなくなってしまった。
おそらく、もう10数年以上、一度も「お母さん」とも「ママ」とも呼ばれていない。母として、このまま「お母さん」と呼ばれないと思うととても寂しい、というもの。
真っすぐに育った長男が「お母さん」と呼ばなくなった理由とは?
お母さんと息子に呼ばれたいという依頼です。
息子さんは「恥ずかしいから」というのはよくわかります。特に思春期ですから照れくさいですよね。
しかしいざ呼ぶシーンになったら川の堤防沿いを走りながら全力で「おかあさ~ん!」と呼んでいてびっくりしました。
あと息子さんが大好きな「おふくろの味」である青椒肉絲が実は「クックドゥ」だということがバレてまずいことになったと思いました。いやクックドゥは美味いんですけどね。
2階に上がれない古本屋!? ★★★
永見 大吾・大阪府の男性(79)から
私は豊中市で「マイブックス」という古本屋を営んでいる。ここ数年のコロナ禍で断捨離をする人が増えたようで、衣類、日用品、おもちゃなどが大量に持ち込まれ、それを買い取っているうち店内が商品で溢れかえってしまい、店の2階に上がることができなくなった。
2階には、手塚治虫先生が豊中市出身というのを全国に広めるために設立した「手塚治虫ロードを作ろう会」の本部と、「手塚治虫資料館」があり、会の人たちに2階に上がれるようにして欲しいと言われている。
しかし、商品は売れないし、かといって買い取ったものなので捨てることは絶対にできない。悩んでいたところ、「ナイトスクープさんやったら、相談に乗ってくれるかも」と言われ依頼させていただいた。店の2階にいけるようにしてください、というもの。
しかし、ゴミ屋敷のような店内に、永見探偵は呆然。
ゴミ屋敷のように商品が溢れていると依頼文にかかれていましたけど、店内のすべての場所に山のように在庫が積まれていたのでその影響で店内に入ることができず、そもそも物理的に商品が売れないという危機的な状況でした。
そして商品が売れず回転率が悪い最大の原因は強気の値段設定だと思いました。あそこまで商品が溢れたら損切りとは言わないまでも仕入れ価格に近い値段とか、利益を半額のサービス価格にしてとにかく商品を捌かないといけないのにそれができてませんでしたよね。
あとお宝じゃないですけど実際に高値がつく商品もあったので(でも依頼者はそれがどの商品なのかしっかり把握してない感じでした)その辺も上手く別枠で扱えばいい感じだと思いましたが、あの感じだと1年後は元の状態に戻りそうです。
【協力】
●関西クリーンサービス
https://www.k-clean.jp/
娘と体力勝負がしたい59歳母 ★★★★
せいや・愛媛県の女性(59)から
私は昔から運動が大好きな、3人の孫を持つおばあちゃん。今回は、元気なうちに33歳になる娘と体力勝負がしたいと依頼をしたのだが、その勝負を娘が面倒くさがって引き受けてくれない。
実は私は、20年前にも同じような依頼を採用されており、当時は中学3年生の息子と体力勝負をした。その時も息子は面倒くさがって、石田探偵に何とか口説いてもらったのだが、結果は完敗。最後に「もう二度と息子とは勝負をしない」という誓約書にまでサインを書かされた。
あれから20年。息子に負けたことが悔しくて、体を鍛え続けている。トライアスロンに16回、フルマラソンに32回、ありとあらゆる大会に挑戦。一方、最近になって娘が運動を始め、めきめきと力をつけており、先日はランニング競争で負けてしまった。私の勝負師としての血が再び騒いでいる。どうか娘を説得し、体力勝負で勝ってガツンと言わせたい、というもの。
ところが、過去のVTRで“誓約書”の中身を確認すると…。
息子には以前勝負に負けて誓約書に「今後二度と息子に勝負を挑まない」と約束してるので誓約書の範囲外の娘と勝負したいという依頼です。
実は以前の勝負での誓約書の内容は息子さんだけでなく「家族に挑まない」という内容でした。ですから娘さんにも勝負は挑めません。そして息子さんや娘さんはちゃんと誓約書の内容を覚えていたので本来は勝負できないのですが娘さんの恩情により勝負することができました。
結果は娘さんには負けたのですがいい感じの勝負でした。娘さんは年齢差を活かして若さあふれる瞬発力で勝った感じなので、もう少し持久力勝負よりの内容にしたらもしかしたら負けたかもしれません。
局長も言ってましたがこれから10年後、今生まれたばかりのお孫さんが10歳ぐらいになったら、つまり依頼者が70歳ぐらいになったら「孫が成長して体力的に負けそうだから今のうちに勝負したい」とまた依頼してくるのではないかと思います。
【協力】
●宇和島市 ふれあい運動公園