探偵ナイトスクープの感想 『82歳 VS 85歳の夢の対決が実現!!』2017/11/03




1.『ヤンキーチワワを散歩させたい』★★★

田村裕探偵 大阪府の小学5年生の女の子(11)から。

我が家の愛犬、チワワの「チョコ」のことで相談がある。チョコが家に来たのは4年前。でも、4年も飼っているのに、私は一度も散歩をさせたことがない。なぜならチョコは女の子なのにヤンキーで、道で出会ったほかの犬にケンカを売るからだ。

犬だけではなく猫やハトなど、他の動物にも出会うと吠えながら飛びかかろうとする。チワワなのにすごい力で引っ張るので、危険なので私は散歩させることができないのだ。なんとか散歩をさせたいと思っていて、「こうすれば散歩できるようになるかも」という方法はいくつか考えたのだが、私だけではできないので手伝って欲しい。ヤンチャだけど大好きなチョコを連れて、散歩に行けるようにしてください、というもの。

依頼者の女の子が可愛らしかったですね。ほんわかとする依頼でした。依頼の解決方法は探偵を呼ぶ必要もないような普通のやり方で自転車になれさせる、犬を連れてきて逆にビビらせるというものでした。

結構原始的な解決方法でしたが効果があったようで、というか土佐犬は完全にトラウマ化していてビビリまくりでしたね。土佐犬は全く吠えずに凄かったです。

確か、以前の依頼で「散歩するとひたすら噛み付く」「私だけ犬がまともに散歩してくれない」という様な依頼が複数犬関連であったと思うのでナイトスクープの犬担当のトレーナーかなにかを決めたほうがいいんじゃないかと思いました。

2.『光る泥団子を作りたい』★★★

真栄田 賢探偵  東京都の大学生(21)から

僕は幼稚園の頃に、「光る泥団子の作り方」というテレビを見て衝撃を受けた。その「光る泥団子」は、泥でできているのに光り輝いているのだ。次の日から毎日毎日、砂場で泥団子を作り続けたのだが、いくら作っても泥団子は光らない。僕は幼稚園にして、初めて挫折を知った。

その時のモヤモヤを残しながら10数年が経ち、ある日ネットを見ていた所、あの時見た物と同じように「光る泥団子」の画像を発見。やはり僕が見たのは本当だったんだと確信しながら、大学の友人たちにその画像を見せると、誰一人「それが泥でできているとは信じられない」と言う。そう言われると自信がなくなり、「光る泥団子」は本当に泥だけでできているのか?ひょっとして何か特別な細工が施されているのではないか?と疑問を持つようになった。

この疑問を引きずったままでは、これからの就活に影響しそうだ。どうか僕に「光る泥団子」を作らせてもらえないだろうか、というもの。

KOボーイが依頼者の依頼でした。なんかよくわからない感じの依頼で部屋を砂場にして泥団子を作って陶芸家のプロにキラキラにしてもらいました。

途中に土を焼いてサラサラにしたのですが、陶芸家の先生の手に熱い砂をかけるのは職業を考えてNGかな?とも思ったのですがまあ軽いノリで進行しました。

依頼者が笑いまくったのと完成形の泥団子がどの姿なのかわからなったのでボーとしながら見てしまいました。

3.『82歳の元女子プロ野球選手』★★★★

橋本 直探偵 大阪府の女性(82)から

私は10代の頃、女子プロ野球選手だった。戦後間もない当時、女子プロ野球が数少ない娯楽として楽しまれており、昭和25年から4年ほど活躍していた。そして、82歳になった今でも週1回ほど当時のチームメイトと草野球をしているが、年齢も年齢のため、そろそろ引退を考えている。

そんな時、知人に「あなたと同じ時代に、関東で女子プロ野球選手だった人が雑誌に出ている」とそのコピーをいただいた。場所やチームは違えども、同じプロ野球選手として活躍された方のお写真を見ていると、一度お会いして、ぜひ野球をしたい!という気持ちでいっぱいになった。ただ、その方の手がかりは雑誌のコピーしかなく、連絡が取れない。どうか先の短い年寄りの願いを叶えてください、というもの。

熱い依頼です。ナイトスクープらしい依頼です。引退前に同じ元女子プロ選手同士で試合をしたいというものでした。

まず驚いたのが若さ。登場人物は全て戦後間もない時代の人達でしたのでかなりの高齢でしたけど全員60代ぐらいに見える活発な人達でした。やっぱり若い頃運動をやっていたからでしょうかね。特に対戦相手の85歳のおばあちゃんは走りました。「え?85歳って走れるの?」と思わず驚くぐらいの若さでした。

それにしても年寄りって年寄りのヨボヨボ感があるんですが、みなさん全くそういった年齢を感じさせない感じでした。ただ、対戦相手の方の消息を探す際に「生きているとは思うのですが・・・」という電話先での返答が80代という年齢を感じさせるリアルさがありました。ある意味ブラックジョークですよ・・・

結局、雑誌に載っていた相手の女性は存命でしたが試合をすることができなかったため、代わりに同じ元プロで今も元気に試合をしている85歳の女性を紹介されました。しかし、この85歳の女性もまた尋常じゃない若さです。依頼者も現在使用しているシルバーレディースという野球のユニフォームを着ると姿勢や格好から凄い若さが伝わるのですが、85歳の人は50代とか思えるぐらいの若さでした。

(以前ボクシングで60代の女性二人がまるで30代ぐらいの動きをしていたのを思い出すぐらい半端なかったです)

試合の結果ですが、依頼者が三振にとって終わりました。依頼者が投げた最後のストレートは右打者の外角いっぱい、枠ギリギリに決まる唸るような見事な投球でした。冗談抜きで球が走ってましたし、あれは手が出ないですね。そういった絶妙な場所でした。多分あの球をみた人すべてが「おいおい」と思ったでしょうね。

熱い本気の戦いをしてまた、一緒にやれたことで「引退前にぜひ一度戦いたい」という気持ちから「また対戦相手を募集します」という前向きな気持に変わって依頼者にとっても良い結果になってよかったです。募集要項も「容姿端麗」というしっかりとオチのついた募集になって面白かったです。

それにしてもあの時代の人達の女子プロの給料ってあってないようなもので、夏を過ぎるとチームが自然に消滅・・・というかNHKがメンバーを募集していて「容姿端麗」とか何か本当に黎明期というか時代を感じるものでした。

ただ、募集していて実際に野球をしていた女性がいたことにも驚きました。野球をプレーするのを愛好している女性って結構いるんですね。

 




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