久しぶり(といっても一週間ぶりですが)の放送です。依頼は、真栄田賢探偵が調査した『車とのお別れが悲しい4歳児』、田村裕探偵の『25年間洗ってないタオル!?』、たむらけんじ探偵の『亡き父と同じ場所で写真を』の3つ。
1.『車とのお別れが悲しい4歳児』
真栄田 賢探偵 福岡県の女性(31)から。
私たちが今乗っている車は、6年前の新婚当時に購入したコンパクトカー。一昨年には二人目も生まれ、狭くなってきたので、この度、新車を購入し乗り換えることにした。ところが4歳の長男が「今の車とバイバイしたくない!」とグズリだしたのだ。さらに泣き叫ぶ始末・・・。間もなく納車の日。長男を、コンパクトカーときちんとお別れさせてもらえないだろうか、というもの。
最近依頼に「ナイトスクープに依頼するべき内容なのかな?」と言うような判断をしているのですが、今回の依頼は最初の依頼は別に無理にナイトスクープに依頼しなくても大丈夫。残りの2つはナイトスクープに依頼して正解という様な感じでした。
子供って現金なもので泣き叫んだのに新しいクルマにすると3日も経たないうちに、古い車のこととかどうでもよくなってしまう場合もあるし、逆に新しいクルマだと歓迎してた子が突然「前のがいい!!」といってどうにもならなくなることとか多いですよね。本当に子供ってよくわからないです(まあ、誰もが子供だったんですけどねぇ)
トヨタの営業の方は、本当に巻き込まれて大変だよな~と思いました。お疲れ様でした。
2.『25年間洗ってないタオル!?』
田村裕探偵 京都府の男性(30)から。
私の妻は毎晩、あるものを必ず持って寝る。それは、ずっと使っているタオルなのだが、生まれてから25年間、一度も洗ったことがない代物・・・!
もはや原型は留めておらず、私はその物体を「するめ」と呼んでいる。「捨てて欲しい!」と言っているのだが全く取り合ってくれない。
捨てるのが無理だとしたら、せめて一度だけでも洗って欲しい。どうか妻の説得をお願いします、というもの。
この一族はタオラーでみんなマイタオルを持っているらしいです。でも母親が問答無用で洗ってしまえばいいと思います。親ってそういうもんじゃないですか?勝手にものを捨てたり勝手に部屋を掃除してベッドの下にあるエロ本を何故か机の上に置いたりとか。
この依頼で凄かったのは結局洗うということに同意したのですが、洗濯の専門家であるクリーニング屋さんに完全に「無理」と断られてたことです。まあ、そうですよね。スルメって呼ばれてるぐらいですから。
ちなみにこれで依頼者は心が折れたのか突然号泣。やっぱり物への思い入れって人それぞれちがうんだなって思いました。
そこでクリーニング駆け込み寺こと「ハッピー」さんに行ったんですが、社長は「スルメ」を見て思わず苦笑い。職人さんと一緒に「キツイね」と言いながらの作業となりました。
結果的には凄い綺麗に汚れが取れましたね。綺麗になる可能性は五分五分で江戸時代の着物より汚れが落ちなかったそうですが、元々の色である黄色が復活したり、さくらんぼの絵柄が復活したのはびっくりしました。
ただ、綺麗になったのを機会にこれで心置きなく捨てればよかったかな。って思ったりしました。^^;
3.『亡き父と同じ場所で写真を』
たむらけんじ探偵 奈良県の男性(51)から。
今から30年前、私が20歳の時に、父は51歳でこの世を去った。以来30年間、辛い時も嬉しい時も、写真の父に向って語りかけて来た。そして先日、なくなった父と同じ51歳に。感慨に浸りながら写真を見ていると、そこには、「北九州視察」という文字が・・・。
そこで、父の年齢を追い越すにあたり、大好きなこの写真の場所に行ってみたい。そして同じ場所で写真を撮りたいと強く思うようになった。どうか、写真の場所へ連れて行って欲しい、というもの。
写真を手掛かりに写真の場所に行きたいという本当の探偵の様な依頼。依頼者は父親の年齢に達して色々思うことがあるんだなぁ~。そして同じ年齢で同じ場所に立って、その時父がどんなことを思ったんだろうかと思いを巡らし想像したいんだろうなぁ、色々思い出に浸りたいんだろうな~と西田局長なら涙をするような依頼だと思いました。
父親の写真と本人を比べてまず開口一番に田村探偵が「お父さんの方が(髪の毛)ありますね」なぜそこに・・・?しかし、結局その後も、髪の毛のボリュームいは田村探偵はこだわります。
なお本人は父親と同じ服装になって同じ構図で写真を撮りたいようです。すでに似たような風合いの背広を準備して用意周到です。
まずは父が鈴鹿市の市役所勤務だったので、北九州に視察することになった地元の市役所に視察旅行について当時の情報を聞こうと電話します。・・・と思ったら土日で休業で留守番の警備員さんが電話番。というわけで直接現地の北九州へ。
現地の北九州市の駅前で情報収集をします。北九州駅前なのか凄い立派な駅です。情報収集すると、「桂」が「帆柱」という有力情報が。さらに帆柱ケーブルだと断定する方がいて「皿倉山の帆柱ケーブル」だということが判明します。父親が撮影した場所は帆柱ケーブルの山頂の駅だということでした。
最後に撮影した場所と全く同じ場所で(建物はペンキかなにかで綺麗に塗り直されていましたが建物自体は代わっていませんでした)無事に記念撮影。構図も同じで完全に一緒の写真が取れましたけど、田村探偵は「完成度は95%」とのこと。残りの5%は「髪の毛が足りたい」とのことです・・・ちゃんちゃん