2020年7月24日(金) 放送
今週は小ネタのクオリティーが高く、松本局長が思わず唸ってました。
- ヤマビルは上からくるか?下からくるか?
- 爆笑!小ネタ集
- 1Kで同居!?オカンと39歳息子
ヤマビルは上からくるか?下からくるか? ★★★★
たむらけんじ 三重県の男性(53)から。
先日、行きつけの居酒屋で飲んでいると、常連客のジョニーさんと口論になった。理由は、山で急に現れて知らぬ間に血を吸うヒルの一種「ヤマビル」の生態について。
彼は、首筋に張り付いて血を吸っているヤマビルは人間の足下から首を目指して登り、首に到着して血を吸っている、と言うのだ。私が「ヒルが足下から登ってくるのであれば、首筋に着く前に気づくはずなので、木や葉っぱの上から首筋に落ちてくるのでは?」と言うと、ジョニーさんは「下から登ってくる!」の一点張り。
私は上から落ちてくる派、ジョニーさんは下から登ってくる派。お互い譲ることなく、話は平行線のまま。首筋で血を吸っているヤマビルは上からか、下からか、一緒に検証して欲しい、というもの。
首筋にいるヒルは上から落ちてくるのか下から這い上がってくるのかどちらなのかを検証する検証系の依頼です。
実はジョニーさんは仕事でヒルに噛まれない薬「ヒル下がりのジョニー」を販売しており、さらに小学校の先生や生徒に協力してもらい実験をして「ヒルは上からは落ちてこない」という実験結果を出すなどヒルの専門家でした。
なぜヒルの専門家に対して依頼者は「上から落ちてくる」と言い張るのかは謎ですが、ジョニーさんは「この実験をしてヒルの被害にあっている人たちがこの事実(ヒルは上から落ちてこない)を認識してもらいたい」と自信満々です。
更に番組を通して「ヒル下がりのジョニー」がバカ売れをすることを期待して笑みがこぼれています。
実験を始めるとヒルがもの凄いスピードで長靴から首筋まで駆け上がります。ただ防蛭スプレーのヒル下がりのジョニーを長靴に散布したジョニーさんだけはヒルの被害にあってないので全てのヒルは足元経由から這い上がってくることが判明します。
実験はジョニーさんの主張が正しくてヒルは上から落ちてくることはないという結果となりました。
VTRを終えてスタジオに戻るとたむら探偵が言うには「ヒルはわずか2~3分で足元から首筋までもの凄いスピードで上がってくる」のだそうです。そして最後に「今ジョニーさんはヒル下がりのジョニーを量産体制に入っている」とオチをつけてCMに入りました。たくさん売れるといいですね。
「ヒルは上から落ちてこない。全て下から這い上がってくる」というのは山歩きする人にとっては結構な事実だと思います。
爆笑!小ネタ集 田村 裕★★★★
「ザビエルがほくろでカワイクなる!?」(奈良市・男性・48)、「オープニングを止めると…」(堺市・男性・61)、「ラムネの味は違う?!」(大阪市・女性・28)、「イカを煮るとガッカリなことに!?」(横浜市・女性・36)、「スイーツで左乳首が!?」(大阪市・男性・25)という5つの摩訶不思議な謎や驚くべき事象を田村探偵が解明する。
「ザビエルがほくろでカワイクなる!?」
ザビエルの似顔絵は上下逆さまにして口元と顎の部分にほくろを書くとほくろがちょうど目の役割を果たして小さな顔ができるという小ネタでした。
「オープニングを止めると…」
顔が伸びた状態で一時停止すると顎が伸びた感じの面白い変顔になりました。
「ラムネの味は違う?!」
問題のラムネはクッピーラムネでおなじみのカクダイ製菓さんのものでした。
試食して味が違うという結論に達した探偵と依頼者ですが、その後カクダイ商事さんに電話して確認すると「全部同じレモン味」という衝撃の事実を聞かされます。違っているのは包装紙だけでした。
「イカを煮るとガッカリなことに!?」
15分煮るとなんとものすごく小さくなります。元の大きさの10分の1以下ぐらいになってました。林先生に聞くと「基本イカは煮過ぎない。シンプルに15分は煮すぎ。煮ると小さくなる」とのことでした。
「スイーツで左乳首が!?」
なぜか甘いものを食べると乳首が立ちます。しかも左だけです。谷先生に聞くと「なんでか分からんけど凄い」とのことでした。谷先生も不思議だということは謎なんでしょう・・・・
VTRが終わると局長が「小ネタというより内容濃かったよ」と驚いた感じで言いました。濃いめのネタを小ネタにするといい感じに充実した感がありますよね。
1Kで同居!?オカンと39歳息子 ★★★
石田 靖 京都府宇治市の大道芸人の男性(39)から
私は20歳で一人暮らしを始め、約20年ほど自由気ままに暮らしてきた。部屋が散らかっていようが、風呂上りに全裸でぶらぶらしようが、誰にも文句は言われない。また大好きな感動系のアニメにはまり込んで号泣し、その泣きっ面をYou Tubeにあげることを趣味にしてても、誰も文句は言わない。
こんな自由な一人暮らしは僕の宝物だったが、ある日、生活が一変。東京に一人で住むオカンが仕事上の人間関係に悩んでいるのを見かねて、ついつい「だったら仕事辞めて俺のうちに来いや」と言ってしまった。母は颯爽と私の住む京都の1Kの部屋に引っ越してきて二人暮らしがスタート。
さらに追い打ちをかけるように、コロナで母のバイト先が休業し、私も大道芸の仕事が一切なくなり、四六時中オカンと一緒に…。金もないので喫茶店にも行けず、ずっーと二人きり。もう息が詰まって死にそうだ。
最近、ふと「オカンは一体いつまで居るんだろう?」と考えるようになった。ひょっとして、このまま一生?しかし、母に「いつまでおんねん?」とは可哀想で聞けない。そこで、オカンを傷つけることなく、今後どのように考えているのか聞き出してもらえないだろうか、というもの。
お母さんが作る料理がもの凄く美味しそうな依頼でした。
一人暮らしの成人男性とその母親が一緒に暮らすというのはなんか色々難しいと思うのですが(少なくとも交際相手の女性がいると厳しい)母親と息子の双方の意見を聞いてみると少なくともコロナの間だけは金銭的なものや色々な事情から一緒に生活してもいいんじゃないかと思いました。
まあ母親は息子と一緒に生活できて今が一番楽しいですよね。息子さんが大人になって家を出て20年近く離れて一人暮らしをしているので「そりゃ~オカンは息子と一緒に生活してる今が一番幸せだよな~」と思いました。
話を聞いていくとオカンに同情したくなる有利な雰囲気がどんどん出てきてオカンに「出ていって」というのが辛くなる依頼でした。
VTRが終わった後同じ様にオカンいる局長含めた中年の探偵達は「今日、オカンに電話しよ」みたいな妙な雰囲気になっていました。
一言で言えば「切ない」依頼でしたね。