2019年1月25日(金) 放送
- 看板たぬきと最後の散歩
- おばちゃんの「何もないわ~」
- 51歳独身男、疑似家族を体験したい!
顧問:石塚英彦
秘書:澤田有也佳(ABCテレビアナウンサー)
看板たぬきと最後の散歩
京都府の女性(63)から 澤部佑
この度、34年間やっていた、お好み焼きの店を閉めることになった。そこで、開店当初から入口にいて店を見守ってくれていた、信楽焼のタヌキの置物のことでお願いがある。実は、そのタヌキの置物を背中におぶって散歩がしたい。店の看板として頑張ってくれたことへの感謝を込めて、タヌキに色々な景色を見せてあげたいのだ。しかし、その置物は1mを超える大きさがあり大変だと思うので、力を貸してもらえないだろうか、というもの。
依頼者であるお母さんがユニークな性格をしていました。たぬきの置物に愛着があって大切にしているということもありますが、このタヌキをお店のシンボルというか、お店そのものを物質化させた姿として扱っているんだなぁ~としみじみと思いました。
最後に常連さんに集まってもらってお好み焼きを食べることができて良かったです。依頼としては「たぬきの置物との散歩」というより「お店を閉店するのでその閉店記念をなにかしたい」という感じの依頼でした。けれど嫌味な部分が全くなくて良かったです。
これもお母さんと店主であるお父さんの人柄のおかげなのでしょうね。たぬきの置物は最後にフランス人の方に無事に引き取られて良かったです。
ただ、マヨネーズのかける量だけは謎でしたね(笑)スタジオでも言及されていました。
おばちゃんの「何もないわ~」
東京都の女性(32)から 橋本直
私は昨年、結婚を機に東京へ引っ越した。生まれも育ちも大阪の下町だった私には、「東京の人ってドライやなぁ」と感じることがよくある。実は私にはナイトスクープで、とても印象に残っている回があり、それは「尼崎のおばちゃんは、急に家に押しかけても『何もないわ~』と言いながら、たくさん食べ物を出してくれる」というもの。「関西ってやっぱりいいなぁ」と、嬉しい気持ちになったのを覚えている。
最近は色々と不景気な話が多く、もう何年も前のことで尼崎も変わってしまったかもしれないが、「やっぱり変わって欲しくない!」とも思う。そこで、平成の最後にもう一度、尼崎で調査を行い、「何もないわ~」と言いながら、もてなしてくれるおばちゃん達は今もいるのか調べて欲しい、というもの。
一軒目 お宅を訪問していきなりのカレーマンの登場です。続けてカップスターが2つ出てきます。更に続けて茶碗蒸しの登場です。摩訶不思議ですね・・・・ものすごい物量攻勢です。とりあえず出すもん出しとけばいいっていう感じなんですかね。
二軒目 ご自宅に訪問すると廊下に巨大なダースベイダーの人形があります。びっくりしました。
スタッフを含めた探偵らに女性はコーヒー&お菓子を出したあと、なんとここでも「カップ麺食べる?」と聞いてきます。今度はカップスターでなくどん兵衛の蕎麦です。
尼崎ではゲストにカップ麺を提供するっていうお約束でもあるんですかね。探偵にどん兵衛を提供するとお母さんは更にもてなしのペースを上げます。
いきなりプレミアム・モルツの缶ビールを出して「飲む?」と探偵と一緒にビールを飲み始めます。凄いです。探偵も仕事中なのに飲んじゃいます。最後に退出する際にお母さんは大量のお菓子を紙袋に詰めてスタッフに渡してくれました。凄いサービスですね。
三軒目 髪型が仕上がった72歳のお母さんです。一緒にいた女性がいましたが姉妹だそうです。探偵を入れて3人でお母さんのお家を訪問します。
家に入るとリビングには高級そうなティーカップをいくつも飾った専用の棚がありました。オシャレで高そうです。
探偵が座ってゆったり休むと早速コーヒーが出てきます。そして探偵がお昼を食べてないと知ると突然昼食を作り始めます。炊飯釜を持ってきて探偵に「何合ぐらい食べる?」と聞いてきます。ガチで作り始める模様です。
しばらくすると凄い美味しそうな焼き肉が出てきます。高そうな牛肉です。更に塩サバが登場。美味しそうです。この事態に「さっきお二人に会ったばっかですよ」と探偵は強調します。
追加でデザートに超高そうなメロンを貰います。大玉のメロンです。これは正直うらやましいです。お母さんは「なんもないで~」と言いながら凄い豪華な食事でした。
51歳独身男、疑似家族を体験したい!
京都府の男性(51)から たむらけんじ
私は実家で暮らす、51歳の独身男。同学年の人達のほとんどは、結婚、或いは同棲をしていると思うのだが、実は私は彼女ができたこともない。しかし、結婚したいという気持ちはある!そこで、結婚生活とは一体どんなものなのか、体験させてもらえないだろうか。自信はあるので、よろしくお願いします、というもの。
依頼文を読む限り「闇」が深そうな依頼です。こういった依頼は竹山探偵が担当すると思ったのですがたむら探偵が担当することになりました。
実際に結婚を体験したいということなので依頼者は結婚していて自宅に帰るという筋書きでホームドラマを演じることになりました。劇団の方なのか綺麗な妙齢の女性が奥さん役を演じる自宅に帰宅するという展開(ただし依頼者は筋書きを全く知らない)からドラマは始まります。
依頼者は探偵との事前の受け答えでマッサージや耳かきなどを奥さんにしてもらいたいと思っていたようで実際に夫婦水入らずで耳かきをしたりなど、最初は役柄の設定に戸惑いながらもそれなりに疑似結婚生活を楽しんでおりました。
ただ、ここから先はさすがのナイトスクープ。突然小学生ぐらいの子供が帰宅します。なんと子供をもつ育児家庭という設定に変更です。ここで女性が妻から母親へと立場が変わり、同じように依頼者も夫から父親へと家庭の形態が変化します。
更にしばらくすると子供がもうひとり帰宅します。どうやら二児の父親という設定みたいですね。一人増えて2人になった展開に依頼者もびっくり。依頼者も子どもたちを風呂に入れたりして4人家族の団らんを楽しみます。
そうこうしている間に番組の仕込みにより依頼者の浮気が発覚して離婚騒動になったり、最後は義理の父親が寿命を迎えてその臨終を看取るなど一気に数十年の疑似結婚生活を体験することになりました。
たむら探偵も最後の義父の臨終のシーンは「これいる?」と疑問を挟んでいましたけど、まあ、必要なかったですね。というか、浮気して離婚届を書く書かないの件も必要なかったと思いますけど・・・・
途中でお風呂に入った際に依頼者に髪の毛がなかったことから子供達に「(髪を乾かさなくていいから)お父さんは楽でいいな~」と言われたら「結構大変なんだよ」と言っていたのが凄いシュールでした。
思った以上に疑似結婚生活を上手に演出出来ていてびっくりしました。あれは個人ではできないのでテレビパワーの凄いところだと思いました。
依頼者が今後本当の自分の家庭を築ければいいなぁ~と思いました。