探偵ナイトスクープの感想 『なくしてしまった息子からの手紙 他2本』 2017/06/02




今回は2つ目と3つ目の依頼がよかったので、1つ目の依頼は軽い感想で。

1.『50年前のバンドの恨みを晴らしたい』間 寛平探偵

大阪府の男性(67)から。先日、家の中を整理していると、50年前のエレキブームの時に組んだ同級生とのバンドの写真を見つけ、とても懐かしい気持ちになった。当時僕はサイドギターを担当していたのだが、コーラス用の僕のマイクだけ、いつも電源コードが抜かれていたのだ。今さらの話だが、当時のメンバーを探し出し、マイクの電源を抜いたのは誰なのか突き止めて、真実が知りたい!というもの。

まあ、普通の依頼でした。特に可もなく不可もなく。本来ならこういった依頼をこなしていくのが正しい?番組の姿なんでしょうね。そして依頼者は音痴なので歌ってる方としてはマイクの電源を抜くのは当然かなといった感じでした。

2.『なくしてしまった息子からの手紙』橋本 直探偵

兵庫県の女性(41)から。私には高校3年生になる17歳の息子がいるのだが、実は息子に内緒にしていることがある。今から5年前。息子が小学校の卒業式の日に、初めて私に向けて感謝の手紙を書いてくれた。しかし事もあろうか、その手紙を紛失してしまったのだ。家中、死にもの狂いで毎日毎日探したのだが・・・あれから5年。もう手紙は出てこない。
そこでお願いなのだが、17歳になった息子に、あの時の私への感謝の手紙をもう一度書いて欲しい。そしてできれば、小学校卒業からの5年分の感謝の手紙も書いてもらえれば嬉しい。こんなこと、あまりにもがめつくて自分では言えません、というもの。

この息子さんは凄くいい子でしたね。びっくりしました。思春期って例えば親が勝手に依頼すると、もうそれだけでキレたりするんですよね。けど、母子家庭だけど母親に理解があって、探偵に対してもとてもしっかりした大人の対応をとってびっくりしました。

手紙を小学生の気持ちに立ち返ってでわざわざ書き直して、更に現在の高校生の気持ちでもう一枚新しく書いたりと好感度が高すぎました。それと手紙の最後に母親が年齢を詐称したことについて指摘したのは「さすが関西人だなぁ~」と思いました。オチがちゃ~んとありましたね(笑)

確かに母親は初めて見た時に「え?41歳?」41歳に見えないぐらい老けてるなぁ。母子家庭だから母親苦労してるのかな?と思ったぐらいでした。

3.『北が分かる男』真栄田 賢探偵

兵庫県の男性(29)から。私の会社の同僚の自慢をさせて欲しい。彼はどんな場所にいても、北の方角が瞬時に分かるという特殊な能力を持っているどんな困難な場所でも、彼は北を当てるはず。いろんな場所を用意してください、というもの。

この依頼、凄いです。本当に北がわかるので多分地球の磁場が分かるんじゃないんですかね?ただ、今回の調査はひたすら地下とか電気風呂とか入って「当てられるか?」に焦点を絞って調べたんですよ。でも、それって別に普通にテレビでなくても個人でできるんじゃないの?と思った方も多いハズ。

問題は、物理の山田先生からの意見や谷先生の医学的な診断とかそういった「なぜわかるのか」ともう一歩踏み込んで当てられる理由を解明してほしかった。というか、依頼者も多分そこを期待してたんじゃないかと思います。

確かに、依頼文は「色んな場所で当てられるか試して」とあったので確かに「試しました。全部当てました」とまあ依頼自体は解決してるんですけどねぇ。違った探偵なら違った結果になっていたんでしょうか・・・

 

今回は3本ともレベルの高い依頼で、とても良かったです。笑いあり、涙あり、不思議あり、時代あり、と色んなテーマで楽しめました。視聴率20%超え時代を見ているようでとっても楽しめました。




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