探偵ナイトスクープの感想 『人生をかけ、超難関の石けりコースに挑戦!?』2018/06/08




亡き妻のインドカレーを再現して ★★★★★

真栄田 東京都の男性(70)から。

私はこの番組を一度も拝見したことがないのだが、実は困ったことがあり、あるところから「『探偵!ナイトスクープ』に頼めば、なんとかなるかもしれませんよ」という回答をもらい、この度、ご依頼をさせていただくことになった。

私は、結婚して40年が経つ。妻と出会ったのは私が29歳の頃。彼女は大学を卒業後にフランスに留学した経験を持ち、私も学生時代にフランス語を習っていたこともあり、意気投合し交際1年で結婚。一男を授かり、それから40年、幸せな結婚生活を送っていた。我が家では、毎年お正月に妻が3日間かけて作るカレーを食べるのが恒例行事で、40年間、一度も欠かさず正月に家族で食べるカレーが楽しみの一つだった。

そんな妻が晩年に心臓を患い、この3月1日に急逝。お別れの言葉も交わせない急な事だった。まだ妻がいないことに実感がわかない毎日を、なんとか男1人で生きている。しかし、実は冷蔵庫の中に今年の正月に作ったカレーが一人前だけ残っている。一度、その冷凍カレーの欠片を口にしたのだが、涙が止まらなかった。何度もこのカレーを食べようと思ったが、食べてしまうと、もう妻の味とは一生会えない事に気づき…。

そこで、なんとか妻のカレーをレシピにして、これからも妻の味と出会えるようにしたい。家には香辛料もたくさんあるが、どれをどう使うのか全く分からない。こんなお願いを聞いてもらえるだろうか、というもの。

料理系の依頼です。料理といえばあの方!?が登場するのか期待が高まります。

VTRは探偵が依頼者の自宅を訪問して詳しい事情を伺うところからスタートします。到着してすぐに、真栄田探偵は亡くなった奥様の写真の前で手を合わせてお祈りをします。その後依頼者から詳しい話を伺うと依頼者はナイトスクープを見たことがないそうです。

まあ東京の方で「ナイトスクープ」や「たかじんの委員会」を知っている方は殆どいないので当たり前といえば当たり前です。ではどうやってこの番組を知ったのかと言うと、ヤフー知恵袋にカレーの再現の相談をしたところ「ナイトスクープならやってくれるかもしれない」ということで番組に依頼をしたとのことです。

ちなみに → https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10189714640 依頼者が実際に相談した知恵袋のページです

この後、奥さんとの思い出話をしばらくした後に奥さんが作って冷凍しておいたカレーを実際に試食してみることにします。残ったカレーは一人分あるかないかぐらいの少量なのであまり試食をできない感じです。

結構貴重で再現しない探偵が食べても大丈夫なのかちょっと心配になります。依頼者は「前にちょっとだけ食べてみたら泣いてしまってどうしようもなかった」と言います。

早速カレーを解凍して食べると探偵は「スパイスの香りがずっと口に残ってる。これいっすね~」と褒めます。そして再現する手がかりとなるスパイスを依頼者に用意してもらうと、なんと台所には10種類以上のスパイスがずら~とならんでいます。これは再現するのが難しそうです。

更に話を聞くと奥さんは独身時代に「アジャンタ」というインドカレーのお店でバイトをしていて、そこで色々カレーのことを習ったのかもしれない・・・とのことです。独身時代ですから50年以上前の話になります。

これは流石にお店は残ってないだろうな・・・と思ったのですが、麹町にあるバイト先の「アジャンタ」さんがまだ営業を続けていたので早速行って手がかりを探します。訪れた店内ではお店の代表のアナンダさんと奥様でインド料理研究家でもある有沢小枝さんが対応をしてくれました。

これまでの経緯を話した上で探偵が「インドカレーを再現してもらいたい」とお願いし代表に「できますか?」と尋ねるとアナンダさんは「やるしかないんでしょ」と腹を括った返答をしてくれました。確かにそうですね。できるできないではなく、やるしかない。選択肢はないです(笑)

それに対して奥さんは「案外簡単に言いますけど、そんな簡単じゃない」とカレーの再現に関して、試食する前から結構難しいという立場で対応します。

冷凍したカレーをお二人に試食してもらうと2人とも「美味しい」と味に太鼓判を押します。そして「カレーの中にスパイスのマスタードシードが入っている。これを使うのはプロですから」と依頼者の妻のカレーが非常にレベルの高いものであることを分析します。

更に奥様が言うには「お店で出しているカレーとは味が違うんですが、南インドで必ず使うマスタードシードをカレーに使っているということは、依頼者の奥様のカレーのルーツはやはりアジャンタにあると思います」とのことです。

そして再現するのに2~3日は必要だということなので冷凍カレーをお店に預けて一任することにします。依頼者らがお店を出た後に早速味の再現を試みるのですが、作業場はお店ではなくオーナー夫婦の自宅のキッチンでの作業となります。

奥様が言うには「難しいね。お店の厨房は火力が強いのでやっぱり違う。火力が同じお家のキッチンでないと」と自宅の家庭用キッチンで再現を試みます。

そして数日後、依頼者の自宅にカレーが入った鍋が届けられます。カレーにはアジャンダからの手紙がついており探偵が読み上げたのをそのまま書き起こすと

「まず再現は非常に難しかったことをお伝えします。お聞きした材料、みせていただいたスパイスだけでは作ったとは思えませんでした。

カレーからほのかにセロリの匂いがします。ウスターソースを入れているのでは?玉ねぎや人参の甘みだけでなくトマトソースやケチャップが入っているのでは?あと鳥のブイヨンを使っている感じもしました。

でも、一番のポイントはマスタードシードを使われていたことです。このスパイスは南インドのカレーには欠かせないものです。その味が好きでご自身なりにカレーを作ることを楽しみにしてたのだろうと思うと胸にジーンときました。

奥様の味と同じ味及ぶかわかりませんが、ご賞味下さいませ」

手紙を読むとお鍋の蓋を開けて早速試食します。色は奥さんのカレーに似ていて見た目はオッケーだということです。そして実際に試食してみます。

試食をすると「あ~後からくるこの味」とマスタードシードの香りに満足する顔をします。探偵も試食をすると手を叩き開口一番「一緒だ。口の中にくる香り」と再現性の高さに驚きます。依頼者はあまり感情表現が豊かでない感じなのでわかりにくいのですが、探偵の姿をみるにほぼ99%再現できている感じです。

その後食べ続ける依頼者は食事を中断して一言「こんなに涙がでるとは思わなかった~」と言って涙を拭います。この姿をみて依頼者の満足度がよく分かったと思いました。そして一言「ありがとうございます」と笑顔で探偵にお礼を言います。その言葉を受け探偵は依頼者に抱擁してVTRは終了します。

スタジオに映像が戻ると「アジャンダさんから依頼者はレシピを教えてもらったらしく、奥さんに代わって今度は自分が正月にカレーを作って息子に食べさせてみる」という話を真栄田探偵が話してCMに入りました。

目指せ!タコ釣り名人 ★★★★

間 寛平  鹿児島県の小学2年生の男の子(7)から

僕のじいちゃんはタコ釣り名人で、いつもとれたてのタコを食べさせてくれた。僕もじいちゃんみたいなタコ釣り名人になりたくて、じいちゃんに「教えて!」とお願いしていたが、「元気になったらね」と言ったまま亡くなってしまった。だから、一度でもいいのでタコを釣らせて欲しい。悲しんでいるばあちゃんに食べさせて喜ばせて、天国のじいちゃんをびっくりさせたい、というもの。

連続して亡くなった方関連の依頼です。番組的に放送日時をずらすとかできなかったのでしょうか・・・・・

最初の依頼と違いちょっとギャグテイストがあった依頼でした。せっかく苦労して捕まえたタコをおばあちゃんに食べさせると一言「かたい・・・・」寛平ちゃんも食べた感想が「タイヤのゴムを食べてるみたい・・・」(寛平ちゃんはタイヤを食べたことがるのでしょうか?)

奄美のタコは美味しいという話は・・・というまさかの展開になりました。(結局、タコを柔らかく食べるには冷凍庫で3日ほど寝かさないといけないということがスタジオで後で紹介されました)

それにしてもお姉ちゃんの「全然関係ないけど、鍵なくして友達が外にいる」という発言とか、最後の方は「とにかくタコが取れればいい」とやり方にこだわらなくなったこと。そして名人からぶっちゃけられる「今はタコの旬ではない」というなんというか、色々とツッコミどころが多い依頼でした。

ただ、タコが捕れたのは本当に良かったと思います。結構テレビパワーのおかげでみんな頑張ってくれた感じでしたね ^^;

人生が変わる?石蹴りゲーム ★★★

たむらけんじ 大分県の男性(25)から。

私は今、仕事で大きな壁にぶつかっている25歳の会社員だ。仕事量も増え、内容も難しくなり、どうしたらいいのか本当に悩んでいる。そんなある日の仕事の帰り、何気なく石を蹴ると、小学生の頃にやっていた「石けり」の記憶が蘇ってきた。それは小学校から僕の自宅まで、友達と石ころを1度も排水溝や田んぼに落とさずに蹴りながら帰るという遊び。だが、僕のコースは難関だらけ!たぶん、九州イチ難しい、地獄の石けりコースだと思う。結局、卒業まで1度も自宅まで蹴って帰ることはできなかった。悔しい!あの難関の石けりを、一度でいいからゴールしたい!!これがクリアできれば、仕事での壁も乗り越えられると思うのだ。小学校から僕の家まで、石けりを達成する手伝いをしてもらえないだろうか、というもの。

依頼を聞いた後あまり興味を引く感じではないので半分ふーんと思いながら見ました。色々こだわりのルールがあってその影響でこれまで石蹴りを達成できないんだぁ~と思いました。

現在煮詰まっているらしいので、依頼者にとって新しい道が開けるようなきっかけになればいいなと思いました。




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