探偵ナイトスクープの感想 「70年の時を経て…戦友と再会」2017/04/14




今回は3作品共にどうでもいい作品がなかった。しかし、納豆の話題は冷静に考えればしょーもない内容であった。

1.『納豆を食べたい夫』真栄田 賢探偵

妻が結婚して豹変するタイプ。「男は世界を支配して女は男を支配する」という有名な格言があるがその格言を地で行く奥様であった。

しかし、夫婦生活はお互いが不満な点を譲り合っていくものですが、奥さんが旦那に譲るポイントや内容ってどういう物なのか知りたいと思った。もしかしたらこういう家庭が「旦那は完全にATM」という家庭なのだろうか・・・

夫婦間には他人が入れないとよく言うがそれがよくわかる依頼内容であった。

2.『67歳女ボクサー、夢のゴング』橋本 直探偵

依頼者は67歳と言ってたけど、どうみても50代であった。あと3年後に70歳のおばあちゃんになるとは思えないのである。しかし対戦者の方も60代だけど、なんつーか、色んなものを超越して若かった。そしてお互いパンチは疾走っていた。それ以上に内藤さんの訛が凄い訛ってた。そして「あの悪いばあさん」を連発していた。

一番悪かったのは間違いなく内藤さんの口であった。

3.『70年の時を経て…戦友と再会』田村裕探偵

静岡県の女性(43)をはじめとする、ご家族の皆さんから。大好きな91歳のおじいちゃんの夢を叶えてもらえないだろうか?先日、長年連れ添ったおばあちゃんが亡くなり、それ以来、おじいちゃんはどこか元気がない。おじいちゃんは、軍人として太平洋戦争を経験。当時は「騎兵隊」に所属し、「馬に乗って敵の飛行場を制圧した!」とか、「敵に囲まれ仲間と命からがら逃げ切った」など、たくさんの話をしてくれる。辛い時代だが、おじいちゃんにとっては青春時代でもあったようで、そんな戦争体験を話す時、とても生き生きとしている。最近になって、よく「騎兵隊時代の戦友に会いたいなぁ」と言っている。「ワシは今でも馬に乗れば上手いもんだ」とも。そこで、おじいちゃんを騎兵隊時代の戦友と再会させてもらえないだろうか?そうすれば、また元気を取り戻してくれるのでは…というもの。

戦争関係の依頼は最近はレイテ島からの主人が自分が妊娠していることを知っていたか?の鉄板の依頼があったが、今回は戦友に会いたいという依頼であった。ナイトスクープは時折、こういった数十年前の過去を扱う依頼がくる。こういった依頼を受け付ける為にある意味、普段から番組をやっているともいえるような依頼であると思う。

まず思ったのは探偵が田村(麒麟)さんが担当でいいのかと不安に思った。こう言っては失礼ですが、田村さんは基本的な知識というか普通に生活していたら身につけている常識的なことがストンと抜けてる方なのでこうった依頼は「内容についていけない」という不安があった。というか、最近の新しい探偵はこういった話題を扱える探偵が少ないので(大変失礼な言い方ですが)お笑い芸人でも知性派と言わず常識を持った方を一人でも採用して欲しい。

さて、話を戻して、戦友に会いにいった話である。結局、年賀状で連絡をとってる戦友を訪ねたのであるが、驚いたのは復員以来会っていないということである。復員ということはつまり終戦直後から会ってないのである。しかし、その割に違和感がなかった。

思うのは若い頃の友人は別格である。しかも彼らは、自分の人生を大きく左右した戦争を通じて同じ釜の飯を食った戦友なのである。我々の高校時代の同級生や大学時代の同級生とは絆が違うのである。彼らからしたら生々しく記憶に残っているあの戦争は多分、ついこの間の出来事と言ったらおかしいが、90歳を過ぎた今でも忘れることができない身近な記憶であると思う。

そういった意味で70年ぶりに再開したのにあまり70年ぶりと言った雰囲気はなかった。ただし、話題がだいたい「誰々が死んだ」という戦友達の消息の話題になっていたのは致し方ないかな・・・・と思ったりもした。

それにしてもおじいちゃんは90過ぎたのに元騎兵だけあって馬にちゃんと乗れていてびっくりしました。出来る限り長生きして欲しいなと思いました。




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