今週はナイトスクープでも屈指のサスペンスの依頼がありました。★5の依頼です。なんというか、昔のナイトスクープっぽいノリの動画でしたね。前世紀の雰囲気の動画です。
2021年4月16日(金) 放送
人の言葉を理解する摩訶不思議な魚に、恐怖MAXの夜な夜な叫び歩く謎のおっちゃん!?
- 人の言葉を理解する謎の魚
- 夜な夜な「クロ」を探す謎の男
- 恐怖の電気風呂に入りたい!
出演者
局長:松本人志
秘書:増田紗織
顧問:出演なし
人の言葉を理解する謎の魚 ★★★
真栄田 賢 大阪市の男性(48)から
僕は居酒屋の店主をしており、店内の水槽である魚を飼っている。2年前に箕面の川で捕まえた魚で、種類はよく分からないが、最初5センチほどだったのが今では20センチぐらいまで大きくなり、名前は「権(ごん)ちゃん」と名付けた。
最近では僕の言葉を理解しているような行動をとるようになり、「こんなになつく魚は見たことがない!」と、みんな驚いている。一部の常連さんにはキチンと挨拶もするので、「権ちゃん」は店の人気者だ。
僕にここまでなついているところを見せたいので「権ちゃん合戦」をしにきませんか?というもの。大の大人が熱く燃える、ちょっと不思議で驚きの「権ちゃん合戦」とは!?
権ちゃんは協力して下さった魚のエキスパートである大鹿校長によるとハゼの仲間の一種である「ドンコ」というお魚みたいです。
そして実際にどの程度理解しているのか聞いてみると「依頼者の顔を認識してる可能性はある」と言っていたので魚と言ってもそのぐらいの判別能力はあるみたいでした。
個人的には娘さんと仲睦まじくて魚と仲が良いことよりそちらの方がよっぽど羨ましい関係だなぁと思いました。
【協力】
さかなの学校 (マリンピア神戸)
https://marinpia.com/
校長 大鹿さん
夜な夜な「クロ」を探す謎の男 ★★★★★
石田 靖 奈良県の女性(50)から
夜の10時くらいになると、毎晩必ず「クロ!クロ!」と大声で叫びながら歩いている、不気味なおじさんがいる。そのおじさんを見かけるようになって3年以上経つが、クロと呼ばれる何かをいまだに見たことがない。
クロとは何なのか?そもそもクロは存在しているのか?3年間、ずっと気になっている。ただ、そのおじさんが謎なので、私の素性がバレると怖いため依頼者として参加はできない、というもの。
すると、番組には同じく匿名希望の男性(31)から同じ内容の依頼が届いていた。そこで石田探偵がビビりながら待機していると、謎のおじさんが出現。「クロ!クロ!」と叫ぶ声に、その場の緊張はMAXに!
今回の依頼は依頼文だけ読めば誰もが「これ精神的に問題ある人じゃないの?関わったらやばいんじゃないの?」と思ったことだと思います。
というか複数の方から依頼が来たのであれば今まで警察に「毎日クロクロ叫んでいて不安です。心配なので確認してもらえませんか?」と通報がなかったのが不思議です。
実際に探偵が現地に行って確認すると夜10時過ぎに大声で70歳ぐらいの大人の男性が叫んでいてはっきり言って恐怖でした。編集とカメラワークが良いせいなのか、かなり恐ろしいホラー映像で下手なドキュメンタリーより恐怖感や臨場感がありました。
一番やばいのはクロがいないのにかなりの大声で所構わずに「クロ!クロ!」と叫んでいたことでした。客観的に言えば「この人だけ見えないクロが見えてるんじゃないの?」とか「もう既に亡くなってしまったクロを本人だけ生きていると思ってずっと探してる・・・」みたいな感じの探し方でした。
結局叫んでいる男性を尾行して自宅が分かったので自宅に突撃して男性に聞くと
- クロは飼っている猫のことである
- 猫を3匹飼っていて他の一匹が以前カラスに襲われて亡くなった
- そのためクロが心配で毎晩出かけて帰ってこないクロを探しに行く
- クロは夜出かけても毎朝どこからか帰ってきている
- これまで捜索中にクロを一度も見つけたことはない
- クロは見えないが大声で叫んでいる声がクロに届いていると信じている(届いているからこそ翌朝ちゃんと帰宅してくれる)
という感じでした。
男性の話を聞いていて多くの人が恐らく思ったのは「クロって本当に実在する猫なの?」ということだったと思います。ただ、VTRの最後に男性が撮影した「翌朝無事に帰宅したクロ」の映像を見て実在する猫だと確認が取れました。というかクロは100%の黒猫じゃなく8割ぐらい黒くて残りは白い猫でした。
男性の自宅は結構な豪邸でしたし、80歳という年齢でしたが受け答えがしっかりしておりました。一緒に取材を受けた娘さんも「だからやめなさいと家族で言ってるけど探さなかアカンといって聞かなくて・・・・」みたいなことを言っておりました。
最後に探偵が「夜10時に「クロー!クロー!」と大声で叫んでいる男をどう思いますか?」と聞いたら「アホちゃうかと思います」と答えてました。探偵と娘さんはその答えに失笑しておりました。
かなりホラーな案件でしたけど事情が分かると一気に恐怖感がなくなった感じでした。むしろ今まで警察沙汰にならなかったのが不思議なぐらいの依頼でした。
恐怖の電気風呂に入りたい! ★★★★
田村 裕 京都市の女性(31)から
私の夢である、幼い頃よく通っていた大正湯という銭湯の電気風呂に入れるようにして欲しい。
大正湯の電気風呂は他の銭湯よりも電力が強いと思われる。というのも、手をつけただけで指がひきつって、ポキッと曲がってしまうのだ。
当時、おばあちゃんが気持ちよさそうによく入っていたので、私も大人になれば入れるようになると思っていた。ところが、いまだに指をつけるだけで全身にビリビリと電気がはしり、恐怖のため入ることなどとてもできない。
そこで、1度でいいから大正湯の電気風呂につからせてください、というもの。番組が誇る医学担当と科学担当の2人の顧問に来てもらい、各々の見地からアドバイスを受けるのだが…。
こちらの電気風呂は一般の電気風呂より電気が強くなっているようです。実際に田村探偵が入ると電気の痺れが強くて足をつってしまいました。
依頼は最初から山田先生と谷先生が登場するという全力モードでした。山田先生いわく「キルヒホッフの法則」とのことでした。
初めて聞いた定理なのですが、ざっくり説明を聞く限りだと「お風呂に流れている電流の総量は一定だからみんなで電流をシェアすれば依頼者への電流が減るから負担が減る」というものでした。(でもそれは入れるけど別の日に依頼者が単独で行っても結局入れないような・・・・)
結局入ることには成功したのですが「とりあえず入れました」という感じで私個人としてはちょっと不完全燃焼でした。
【協力】
●大正湯 (京都市伏見区)
https://1010.kyoto/spot/taishouyu1/
●物理担当 山田先生
●医学担当 谷先生