探偵ナイトスクープの感想 『ヴィヴィオくんの最期』 2017/03/03




1.『ヴィヴィオ君の最期』澤部 佑探偵

埼玉県の女性(36)から。我が家には今年24歳になる「ヴィヴィオ君」がいる。だが、彼は今年の3月に我が家から旅立たなくてはならない運命を背負っている。実はヴィヴィオ君とは24年前に作られた軽自動車のこと。私を可愛い息子・ヴィヴィオ君から子離れさせてもらえないだろうか?というもの。

この依頼は始めは痛い軽自動車を捨てられなどうでもいい話だと思っていました。そもそも車の塗装が痛い感じで見てられないし・・・

そして澤部探偵が車にマイクを仕込んで「車と依頼者が会話する」というなんとも謎の展開になって依頼者が探偵に遊ばれたりしていたので、まあはっきり言ってネタ回かなと思って見ていました。

でも、最後に廃車にするということでスクラップ工場に行ったときから状況は一変しました。依頼者が泣き始めたんですが車が壊されていくのをみて泣いている姿が単に「軽自動車に妙に入れ込んでる変な人」から「愛車に思い入れを持ちモノを大切に扱う人」という雰囲気に変わっていったんですね。

番組をみてないとニュアンスがうまく伝えられませんが、とにかく依頼者が「車を大切に扱い、モノを大切にする人なんだ」という思いがひしひしと伝わってきました。凄いよかったです。

終わりよければ全て良しという言葉がありますが、単に「軽自動車に思い入れをする変な人」から使い捨て、ポイ捨てが当たり前の現在社会で「モノに愛着を持って接することが出来る人」という良いイメージに劇的に変わったんですね。そういった意味で凄い印象的な依頼でした。

ちなみにツイッターでも同じように共感している人がいましたので載せておきますね。

2.『臭すぎるダチョウの卵』石田 靖探偵

大阪府の小学3年生の男の子から。3月から東京に引っ越してしまうお姉ちゃんとの思い出作りに、初めて沖縄旅行に行った。帰りにダチョウらんどのおじさんに「ダチョウの卵ちょうだい」と言ったら、すぐに「いいよ」と言ってくれた。しかし、お姉ちゃんとの思い出に大切にしようと思って持って帰ったら、卵がすごく臭いのだ。なんとかして下さい、というもの。

この匂い系の話題ではいつもお決まりの山本香料の山本社長が登場して解決するんですが(今回も受付の人に「いつものですよね?」と言われてたwww)
匂いに関してはいつものお馴染みの解決法があってそれは

「匂いは消すことは出来ない。だが別の匂いに変えることができる」

ということです。

つまり臭い匂いは完全に消臭はできないけど、香水のような臭っても問題ない良い匂いに変化させることができるということです。

色と同じで、パレットに一度入れた赤い絵の具は消すことはできないけれど、パレット内で赤に青を混ぜて紫色にして、そこに追加で白をいれると薄紫の綺麗なコスモス色に変化できます。

赤色は取り除けないけど綺麗なコスモス色に変化させることは可能です。ですから「無臭」にはできないけどいい香りには変化させられるのでそれで依頼を解決するというやり方です。

なんでもエキゾチックで人を惹きつける魅力的な人気の香水には実は少量の排泄物の臭い香りを入れているんだそうです。全部綺麗な香りだとなぜか物足りなくなるなるのだそうです。

そういった意味からして「臭い」は上手く活用すれば「芳しい香り」に変化させられるという依頼でした。




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